アイスダイエットがダイエットに向かない2つの理由
巷には様々なダイエット方法がある。
当ブログが取り上げている糖質ダイエットや、低脂質ダイエット、バナナダイエット、納豆ダイエットといった方法が溢れている。
当方もそういった情報に関してはアンテナを張っているのだが、最近知ったダイエット法として、アイスクリームダイエットというものがあるらしい。
その記事はこちら
結論から言うと、トンデモ理論なのでハッキリ言って実践しないほうが良い。
まずはその内容から見ていこう
アイスクリームダイエットとは?
朝の食事の置き換えにアイスクリームを食べてダイエットをすること。
Tips
- 人間が健康でいられる為には、脂肪も必要な栄養素。健康体であれば、1日55gの脂肪分の摂取をするのが理想的。
- ダイエットで脂肪をカットしてしまうと、不足している脂肪分を他の食品などから取り込もうとする為に、結果的に脂肪を溜めこんでしまい燃焼されにくくなってしまう。
- 冷たいアイスクリームを食べることは体が冷えますが、元の体温に戻そうと代謝がよくなる。
- アイスクリームは、食べた後の血糖値の上昇が緩やかな食品。
注意点
乳脂肪分が12%以上の物が特におすすめ。
1回の摂取量は、80~120ml
もうツッコミどころが多すぎて気力が失われてつつありますが、書いていきます。
アイスクリームダイエットはなぜダメなのか
アイスクリームダイエットがダメな理由は2点あり、
アイスの成分は脂肪細胞の生成を促す
まず、アイスクリームを食べることで問題なのは、多くの糖質と脂肪(飽和脂肪酸)を同時に摂ってしまうこと。
ブドウ糖が大量に存在すると、解糖系におけるグリセロール3リン酸が遊離脂肪酸と結合し、体脂肪が合成される。脂肪も大量に存在すると、遊離脂肪酸も増えるので、それだけ体脂肪が増えやすい・・・あ、読むのやめないで。
簡単にいうと、糖質と脂肪を一緒に摂ると体脂肪になりやすいということである。
もちろんオーバーカロリーや、インスリンの大量分泌など体脂肪生成には多くの要因があるが、上記の同時摂取も一つの要因である。
ここでいう脂肪とは、飽和脂肪酸(動物性脂肪)のことであり、乳製品であるアイスクリームは飽和脂肪酸が多く含まれている。
不飽和脂肪酸は身体を通過するので、糖質と一緒に摂っても問題ない。
オリーブオイル、魚、ナッツなどに不飽和脂肪酸は豊富である。
砂糖にいいことはほとんどない
さらにアイスクリームの問題点としては砂糖が多い。
人間は冷たいものの味は判別しにくいので、甘みを感じるために多くの砂糖が入っている。
砂糖は摂取後の血糖値を急上昇させ、インスリンの大量分泌が必要になる。
インスリンの持つ効果は当ブログで再三述べてきたように、筋肉と脂肪の合成である。
筋肥大を狙っている場合は効果的だが、ダイエットには適していない。
また、砂糖の持つ恐ろしさはとてつもない。
砂糖はインスリンを急上昇させ、脂肪細胞の生成を促すとともに、タンパク質と結びついて糖化を引き起こす。
糖化とは、身体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてタンパク質が変性、劣化してAGEs(糖化最終生成物)という名の老化物質を生成する反応をいいます。この老化物質AGEsは分解されにくく、そのAGEsの蓄積は肌や髪、骨など全身の老化を進行させ、さらに体調不良や様々な病気(糖尿病、高血圧、がん等々)の温床にもなります。
(引用元 アンチエイジングと密接な関係がある"糖化"のメカニズムと"抗糖化" | 抗糖化コラム | リバーシティクリニック東京 東京都中央区佃・月島)
タンパク質と糖が結びついて、最終的にAGEsという物質を生成してしまうのが問題なのである。
つまり、糖質をたくさん摂りすぎると、糖化が起きやすく老けやすいということ。
糖化は血糖値の急激な乱高下によっても促進されるので、インスリンを急上昇させる高GIの砂糖は、なおさら糖化を進めてしまう。
(けれど、アイスクリームのGI値は意外にも65!。。。砂糖は100超えなのに。。。砂糖が入っているので高GIだと思うのですが。誰かご存知の方はご教示ください。)
ハッキリいって砂糖のいいところはほとんどないのである。強いて言えば砂糖を摂るとセロトニンという幸福物質が出て一瞬満足感を得られるくらいか。だが、依存症も強いのでデメリットの方が大きい。
まとめ
以上、アイスクリームダイエットがなぜ有効でないのかを述べた。
結局、今までのツケで脂肪を溜めてきているのだから、楽して痩せる方法はないのだ。
借金して、それを何の苦もなくチャラにしてくれと言っているようなものだ。
行きは天国、帰りは地獄を肝に命じて体重のコントロールを頑張ろうと思った次第である。
しかし、このアイスクリームダイエットについて書いていると、アイスクリームが食べたくなってしまった。
アイスクリームを食べないと、この記事は書けないよねという意味不明な大義名分を元にスーパーカップを買ってきた。美味しかった。
(今ってこんなビニールついてんだね。昔はなかったのに。)
美味しいものは全て炭水化物でできている。。。糖質ダイエットを行って身に沁みた至言である。しかし糖質は太る原因なので、本当にこの世はよくできたシステムと感じた。
君はついてこれるか、驚異のマッスル北村飯
皆さんはマッスル北村というボディビルダーをご存知だろうか。
尊敬する人は誰か?と聞かれたら、真っ先に私は彼の名前を口にするだろう。
マッスル北村氏を簡単に説明すると、
マッスル北村(マッスルきたむら、1960年10月6日 - 2000年8月3日)は、ボディビルダー、タレント。本名、北村克己(きたむら かつみ)。
東京学芸大学附属大泉小学校卒業、東京学芸大学附属大泉中学校卒業、東京学芸大学教育学部附属高等学校卒業、東京大学理科II類中退、東京医科歯科大学医学部中退。
(wikipediaから引用)
まず、その経歴がすごすぎる。東大中退、再受験して入った東京医科歯科大学の医学部中退・・・その中退した理由としては、ボディビルに集中したいからということからだった。
身長は173cmで、体重は110~120kg
1990年代の日本(アジアでも)で最大級のバルクを持っていたであろう。
本当に残念ながら、すでに亡くなられている。その死因としても、コンテスト前の想像を絶する減量による、餓死である。(その際体脂肪2~3%だったと言われる)
この17年前とはいえ、この先進国の現代で大の大人が餓死すると言うのは俄かに信じられないが、ボディビルのために食べる本能を精神が打ち勝った人である。
マッスル北村氏については今後別記事でゆっくり取り上げることにする。
今回の記事は、彼が実際に作っていた料理を再現して、試してみるというものだ。
マッスル北村飯とは?
マッスル北村氏は、4本のビデオを残しており、その中では日々どんなものを食べているかを説明している。
その料理は一般人のものから遥かにかけ離れており、ツッコミどころが多すぎて面白いが、筋肉を育てるという観点から非常に勉強になる。
今回再現してみる料理は、一番調理難易度の低そうな「小松菜スムージー」(私が勝手に名前をつけた)である。
動画の2分17秒ごろから紹介
〜要約〜
ボディビルダーは日頃からお肉やご飯ばかり食べていて、野菜が入る隙間がなくなってしまう。そのため野菜不足になりがちなので、小松菜をミキサーにかけて飲んでいる
ビタミンのサプリは摂っているが、何と言っても自然のものが一番。
小松菜スムージーを作ってみた
用意するもの
小松菜
塩
氷
これだけで作れるお手軽料理である。
早速作ってみようとしたが、決定的なことに気がついた。
ミキサーがなかった。。。
開始1秒で断念しかけたが、すぐさま家電量販店に走り、購入してきた。
これで作ることができる!
そして、材料も近くのスーパーで簡単に揃った。
いざ調理開始!!
まずは小松菜をざく切りにし
ミキサーに詰める!
量が多すぎるように見えるが、ミキサーの粉砕力に期待してこのまま進めることにする。
トマトジュース投入!
なんかグロい
飲みやすいように塩を入れて
ミキサーの熱によってビタミンが粉砕されないように氷を少し入れる
そしてスイッチオン!
そしてできたのが
うわぁ
見た目はまさに青汁。
飲んでみた感想だが、普通に美味しい。トマトの味がメインで、そこに小松菜の苦味を感じる。
トマトジュースが好きな人は特に苦もなく飲めるのではないだろうか。
ナチュラルのプロテインを混ぜたらタンパク質も摂れていいかもしれない。
あと、氷が多かったのか、一気に飲もうとすると喉が痛くて地味に飲みにくかった。
そこまで多く入れたつもりはなかったが、次は氷は少なめにする。
小松菜の成分は?
今回このスムージーを作ってみて、初めて知ったのが小松菜の栄養価の高さであった。
ほうれん草の下位互換だと思っていたが、(小松菜ごめん)野菜の中でもトップレベルのカルシウム、鉄分の多さを誇り、ほうれん草に負けず劣らずの素晴らしい野菜だと知った。
ほうれん草はプリン体が多く、痛風が懸念されるが、小松菜のプリン体はほうれん草の5分の1のようなので、痛風が怖い方は断然小松菜の方がよいだろう。
リファレンス
野菜のプリン体(ブロッコリー・ほうれん草など)【211品目掲載】
今回の小松菜スムージーはトマトの成分も同時に摂ることができるので、ボディメイキングだけでなく、日々健康に過ごすためにも非常に効果的である。
以上、マッスル北村飯の一つを紹介したが、これはまだ普通の食事だと思われるのではないだろうか。しかし、これはまだ序の口で、氏は想像を絶する食事をたくさん行ってきているのである。2017年、当ブログでそれらを全て実際に作って紹介できたらと思う。何個かやばそうなのあるけど。。。
僕はEPAが筋肥大を促すことを証明しようと思う
EPA (エイコサペンタエン酸)は筋肥大を促すということを前回の記事で取り上げたが、まずはおさらいしてみよう。
EPAを摂取すると、タンパク質合成が22%促進される研究結果がある
EPAを摂取すればインスリンを出さなくてもケトジェニックダイエット中でも筋肥大は可能。
つまり痩せながら筋肉をつけると言った誰もが夢見ることが実現できるのである。
前回の記事はこちら
どれだけEPAを摂ればいいのか?
上記の概念を紹介していた山本義徳さんの著作「脂肪酸とケトン体」にて、EPAとDHAで効果がある摂取量としては、
1日 2000~2500mg
が目安という。
イワシ、サバ、サンマを可食部100g食べれば大体上記の数字を満たすことができる。
しかし、毎日青魚を食べるのはあまり現実的とは言えない。魚は普段から意識しないと食べるのが少なくなってしまいがちな食べ物ではないだろうか。
サプリメントを買って飲んでみた
その問題点を解決してくれるのが、サプリメントである。EPA+DHAをメインとしたサプリは巷に大量にあり、むしろその数の多さが、EPA、DHAの重要性が認められたことを裏打ちするものであると思わさせる。
数ある中から以下のサプリメントを購入してみた
特筆すべきは、その安さである。なんと、12ヶ月分で1,980円である。
届いたので並べてみた
1袋90カプセルあり、1日1粒で90日分。それが4袋あるので、12ヶ月分ということだ。
カプセルは上写真の通り、美しい黄色とすぐにでも噛みたくなるようなフォルムをしたものだ。
ふと好奇心にかられ、カプセルを歯に挟んで噛み砕いてみた。中の液体は魚臭かった。当たり前か。
EPA+DHA含有量は?
1カプセル300mgあたり、
EPA 90mg
DHA 21mg
のようだ。他にも以下の栄養素が含まれているとのこと
つまり、上記の必要摂取量1日2000~2500mgを満たすには当サプリメントを
1日18粒〜22粒
飲む必要ある。つまり4~5日で1袋飲み干す計算となる。
1年分だと、90袋。4袋18セット買うとしても年間36,000円の費用がかかる。
一月なら3000円の計算…あまり経済的でもないな。
実際に飲んでみての感想
計算した通りのペースで今の所飲んでいるが飲み始めたばかりなので、これといって効果を感じてはいない。
たまに口の中の空気が魚臭いと感じる、のは魚のサプリメントを摂取していることを如実に実感させてくれる。(ごく稀で、ほとんど気にならないです)
筋肥大について効果があったと感じたらまたレビューすることにする。
現在は、ケトジェニックダイエットを行っていないため、
糖質ダイエットと筋肥大の両立が可能かどうかという一番の検証したい点を試すことができないのは残念である。再度ダイエットを開始した際にその点を実験してみたいと思う。
EPAは糖質ダイエット中の筋肥大を促すか
あけましておめでとうございます。今年は無事?15kg痩せるという目標を達成したが、今年はバルクアップを目指して邁進するつもりである。ブログも誠意を込めて更新していくので、皆さんの参考になれば幸いである。
さて、新年一発目の記事は、EPA(エイコサペンタエン酸)について取り上げることにする。
エイコサペンタエン酸とは
エイコサペンタエン酸(EPA)とは、青魚に多く含まれる必須脂肪酸で一つで、体内で作成することができない栄養素の一つ。
脂肪酸の中でも特に重要な栄養であり、ω-3脂肪酸の一つとされる。
筋トレで例えるなら、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスのビッグスリーぐらい重要なものである。
詳しい解説は以下に譲るとする。
EPAは糖質ダイエット中でも筋肥大をもたらすか
以前取り上げた、ボディビルダー山本義徳さんの本、「脂肪酸とケトン体」の中で、
EPAはタンパク質合成を促進させるため、ケトジェニックダイエット中でも筋肥大は可能。
と記載があった。これはいわゆる痩せながら筋肉をつけると言った、チートじみたことが実現できるのである。果たしてその真意はどうであろうか。
前回の記事はこちら
karl-body-making.hatenablog.com
筋肥大のメカニズム
筋肥大に大切なのは、インスリンである。インスリンは、筋肉を合成する最強のアナボリックホルモンであり、インスリン無くして筋肥大は難しいと考えられる。
インスリンの機能としては
つまり、血糖値を下げる以外にも、筋肉をつける、脂肪をつける、という二つの側面を持っている。
インスリンの分泌のためには、血糖値の上昇が必要であり、血糖値が上がる要素としては炭水化物の摂取がトリガーとなる。
ケトジェニックダイエットは炭水化物の摂取をかなり制限するものであり、インスリンの分泌はほとんど促されない。しかし・・・
EPAが筋肥大を促す
そのため、痩せる行為と筋肥大の両立は難しいと思われるが、EPAの摂取によってタンパク質合成が促される研究結果が出ており、インスリンが出ていなくても理論上は筋肥大可能だというのだ。
まずはそのリファレンスの論文から当たることにした。
「脂肪酸とケトン体」の17番目のリファレンスで、2013年に発表された
"The effect of eicosapentaenoic and docosahexaenoic acid on protein synthesis and breakdown in murine C2C12 myotubes"
という論文が根拠のようだが、早速全文を読もうとすると
金かかるのかよっ!どうやら全文読むには$41.95かかるようだ。結構強気な値段である。
絶対読み切らないであろう論文を買うのは少し戸惑われるので、要約を読んでみると。
Data revealed that after incubation with EPA protein synthesis was 25% greater (P < 0.05) compared to control cells, with no effect of DHA.
EPA摂取後、タンパク質結合は25%上昇した。DHAでは同じ症状は見られなかった。
Protein breakdown was 22% (P < 0.05) lower, compared to control cells, after incubation with EPA, with no effect of DHA.
また、EPA摂取後、タンパク質分解が22%減少するという結果も見られた。DHAでは同じ症状は見られなかった。
やはりEPAが筋肥大の一因となる結果が出たようだ。だが、実験の要約にはEPAの摂取量の記述がなかったし、山本さんの本にも(当実験での摂取量について)記載はなかった。
EPAをどれだけ摂ればいいのか?
では 1日当たりEPAをどれだけ摂れば効果があるのか。
厚生労働省の目安としては、ω-3全て含めて、1日に1~2g程度と定めている。(下記PDF 12ページ)
山本さんの「脂肪酸とケトン体」では、
”EPAだけでなくDHAにも効果があることを考えると、毎日摂取するサプリメントとして有効な量としては、1日に「EPA+DHA」として2000~2500mgと考えられます”
という記述がある。
EPAの含有量としては、可食部100gあたり
イワシ、1400mg (DHA: 1200mg)
サンマ、800mg (DHA: 1300mg)
サバ、 1200mg (DHA: 1700mg)
なので、だいたい青魚を1日100g食べれば十分な摂取ができるようである。
だが、毎日青魚を食べるのは結構骨が折れる。自炊するのも大変だし、毎日外食するわけにもいかない。
では、サプリメントはどうだろうか。
上のサプリはDHA+EPA含有で、5ヶ月分で898円…安くね!?本当に大丈夫かこれ
早速ポチってみたので届くのが心待ちである
Amazon musicの中から、僕がジムで聞く音楽17選【前編】
皆さんはトレーニング中、イヤホンをつけて音楽は聴くであろうか。
聴く人はどんな曲を聴いているだろうか。
筋トレに集中したいから音楽は聴かない!という人もいるとは思うが、ジムに行くと音楽を聴きながらトレーニングをしている人はかなり多い。当方もジムに行く際は必ず音楽再生機器とイヤホンを持参し、トレーニングに励む。
周りの人は一体どんな曲を聴いているのか非常に気になる。当方は曲調としてテンションが上がる、疾走感に溢れるようなものばかりを聴いている。筋トレで追い込むためにアドレナリン分泌が促進されるような音楽が重要なのである。
当方はいつもアゲアゲ(死語?)な17曲をプレイリストに入れて聴くようにしている。なぜ17曲かというと、トータルの再生時間が(だいたい)1時間だからである。トレーニングは集中して短めにやる派なので、1時間ぴったりで音楽が終わるのが理想だからである。
今回はその17曲を紹介したい。全ての曲がAmazon musicで再生可能なので、Amazon primeの方は是非聴いてみて欲しい。
(左が曲名、右がミュージシャン)
1. Let's Get It Started - The Black Eyed Peas
2. Something Right - Chuck Love
3. American Idiot - Green Day
4. Lose yourself - Eminem
5. Dead - My Chemical Romance
6. キラーボール - ゲスの極み乙女
7. Collapse - Rise Against
8. Sandstorm - Darude
9. You Suck At Love - Simple Plan
10. Pump It - The Black Eyed Peas
11. Womanizer - Britney Spears
12. Trablemaker - Olly Murs
13. Suddnly I See - KT Tunstall
14. Video Killed The Radio Star - Buggles
15. Open Your Eyes
16. It's Complicated
17. Still Waiting
以上17曲である。一曲ずつ紹介をしていこうと思う。
1. Let's Get It Started - The Black Eyed Peas
以前、オバマ大統領がワークアウトの際に聞く音楽として、ニュースで取り上げられていた一曲。
曲のどの部分を聴いてもテンションが上がる出来で、これを聞くと今日も頑張ろうとスイッチが入る。
2. Something Right - Chuck Love
この曲はボーカルがほとんど入っておらず、メロディーが大部分なのだが、流れるような構成とサビのトランペット部分が最高にぶち上げである。アイラブ チャック・ラブ
アーティストのChuck Loveは英語版のwikipediaもないのでかなりマイナーである。当方がこの曲を知ったのは、知人のダンスを見に行った際に流れていた曲で、一瞬で虜にされてしまったのがきっかけである。他の曲も素晴らしいので是非聴いて頂きたい。”Soul Symfony”とか。
全ての曲を通して、ゲームのペルソナ4とかに流れていそうな曲が多い。上品。
3. American Idiot - Green Day
Green Dayの曲の中でトップレベルの知名度を誇るものであろうか。キャッチーなイントロ、軽やかなメロディーから繰り広げられる皮肉な歌詞の織り合わせが痛快である。全体的に高いキーがないので、カラオケで歌いやすいのも特徴。
Don't wanna be an American idiot~♪
4. Lose yourself - Eminem
エミネムで代表曲とも言えるような有名な曲。畳み掛けるようなラップとメロディーが特徴。曲調も好きだが、歌詞の意味を知ってからもっと好きになった曲。野心を抱えたラッパーが大物になることを繰り返し繰り返し胸に誓う内容。将来に不安を抱えつつ強がりなところを感じるところもまたイイ!
5. Dead - My Chemical Romance
無人島に一曲だけ持っていけて、今後一生それしか聞けないと言われたら、迷わずこの曲を選ぶと言っても過言ではない。”死”について、マイケミのドライであっさりとした捉え方がひしひしと伝わってくるメロディーと歌詞である。
最後のトランペットが鳴り響くシーンが一番印象的な曲である。
6. キラーボール - ゲスの極み乙女
今年何かと話題だったゲスの極み乙女の名曲。これも終始テンションが高い曲調だが、時々入る寂しい感じの調和が良い。
ゲスの曲は、途中で一気に曲調が変わって(ほとんど別の曲)、また元に戻る構成が特徴だが、キラーボールは幻想即興曲が挿入される。この点は蛇足感が拭えないがそれでも名曲。
7. Collapse - Rise Against
初っ端から怒涛のようなイントロが筋トレのモチベを上げてくれる。
”From the banks of the ocean and the ice in the hills
To the fight in the desert where progress stands still"
の所がお気に入り。
8. Sandstorm - Darude
いわゆるサイバーミュージック。ボーカルは一切入っていない。ネットで聞いた人も多いかもしれない。上原浩二、ヴァンダレイシウバの入場曲としても有名。
9. You Suck At Love - Simple Plan
いわゆる失恋曲である。しかし、simple planの軽快かつ明るいロックで、失恋のつらみを微塵も感じさせない曲である。歌詞の内容は言ってしまえば負け惜しみで直情かつ直接的な表現が多いが、失恋の感情を全て投げ出すような陽気で元気が出てくる歌である。
10. Pump It - The Black Eyed Peas
Dick Dale & His Deltonesの「Miserlou」をThe Black Eyed Peasがコピーしたもの。
パルプフィクションのテーマ曲でもある。
まさにPump it (派手にぶちかまそうぜ!)でトレーニングを行い、筋肉がPumpするように願いながら、集中できる、押し上げられるような曲である。
そろそろ疲れてきたので 、前編は10曲の紹介で終わることにする。
皆さんもジムでどんな曲を聴いているのか教えてくれたら幸いである。
ボディビルダー山本義徳さんの本を読んでみた②(脂肪酸とケトン体)
前回に引き続き、山本義徳さんの著作を紹介したいと思う。
先日Amazon Kindleで出版されたのは以下の4冊であり
1. 炭水化物のすべて: 山本義徳 業績集1
2. タンパク質とアミノ酸 前編: 山本義徳 業績集2
3. タンパク質とアミノ酸 後編: 山本義徳業績集 3
4. 脂肪酸とケトン体 ~糖質制限ダイエットの科学: 山本義徳 業績集 4
本来ならば順番に読んでいくべきなのだろうが、次は当ブログの趣旨でもある糖質ダイエットを取り上げている4番目の本を読んでみた。
今回も有益かつ衝撃的な内容が盛りだくさんの本だったのだが、特筆すべき点は
糖質制限中に筋肥大(=バルクアップ)は可能かという項目で、まとめると
糖質制限中は糖質を摂らないためインスリンの分泌が少なくなる
→インスリンの機能であるタンパク質合成が少なくなる→筋肥大は難しい
というのが従来の考えだったが
EPA(エイコサペンタエン酸)とEAA(必須アミノ酸)を摂取すれば糖質制限中でもバルクアップは可能
EPAの摂取により、タンパク質合成は25%増加し、タンパク分解は22%低下する。
ロイシンもタンパク質合成(なんと280%!)を促し、さらにEAAが加わることで、さらに60~75%増加する。
脂肪を減らしながら筋肉をつけるというこの世のトレーニー全てが望んでいることを体現できるということなのである。
基本的には”痩せる”ことと”筋肉をつける”ということは同時に実現するのは難しいため、ボディビルダーは増量期と減量期を分けて行なっているわけで、現代の科学はついにその夢を叶えるとことまで来たのかもしれない。
具体的な摂取方法も当著に書かれているので、興味のある方は是非読んでみて頂きたい。他にも”糖質制限のProとCon”の項目が勉強になり、
糖質制限後のリバウンドの大きな原因は”インスリンの分泌能力の低下”と”感受性の低下”
糖質制限によって”耐糖能(ブドウ糖を処理する能力)”が低下し、糖質制限を終了して糖質をたくさん食べると、耐糖能が低下しているので血液中の糖分を処理仕切れず、それが体脂肪に回ってしまう。
糖質制限で減少する体重の多くは、肝臓や筋肉に含まれるグリコーゲンと水なので、それらが回復することで数キロ単位で体重が戻ってしまう。
糖質制限終了後、3日で8キロ太ったということをどこかで聞いたことがあるが(私だった)、そういうメカニズムだったのかと理解できた。
そのインスリンの分泌能力と感受性の低下を防ぐ方法も紹介されているので、必見である。
以上、特筆すべき点を述べたが、私は別に山本さんの本の回し者ではないということを強調しておきたい。Amazon Kindle unlimitedなら30日無料で全文読むことができるので、是非試し読みして頂きたいところである。(amazonの回し者でもない笑)
ボディビルダー山本義徳さんの本を読んでみた(炭水化物の全て)
ボディメイキングに取り組むにつれ、ボディビルダーのすごさの片鱗に触れるようになった。ビルダーは、綿密なトレーニング、食生活、意志の強さをもって極力筋肉を残しつつ、脂肪だけを削ぎ落としていく。まさにダイエットのプロなのである。
当方が敬愛するボディビルダー、山本義徳さんが電子書籍で本を出されたということだったので、早速読んでみた。Amazon Kindleで4冊出版されている。Kindle Unlimitedを利用していれば全て読み放題で、Kindle Unlimitedは30日間無料で体験できるので、実質無料で4冊とも読むことができる。
まずは糖質ダイエットにかかわりの深い本から読んでみた。
炭水化物の全て:山本義徳 業績集1
端的に言うと、素晴らしい。山本さんのファンというお世辞抜きに、炭水化物について物凄く丁寧にまとめられている。炭水化物とは何か、インスリンの働き、糖化、食物繊維、甘味料、カーボアップと、すべてのアスリート、ダイエッター、糖尿病を患った方に読んで欲しい本であった。
基本的には炭水化物・インスリンの概要、筋肥大のために糖質をどう摂るか、が細かくまとめられている。
というか、細かすぎるレベルである。全く初見の医学用語がうじゃうじゃと出現する。インスリンは脂肪を合成する”リポタンパクリターゼ”という酵素の働きを助け、脂肪を分解する”ホルモン感受性リパーゼ”という酵素の働きを邪魔してしまう。
聞いたことないよ!
リファレンスを見ると参考文献は全て英語論文だったので、膨大かつ難解な文献に目を通し、山本さんのボディメイキングに関する膨大な経験のフィルターを通して、使える知識を抽出した本といえる。
難解な単語はよく出てくるが、全体を通しての論旨は非常にわかりやすいので、敷居は高くないと感じた。インスリンの働きを高める栄養素、サプリメントについてもかなり綿密に記述があるので、糖尿病に対して有効な本でもあった。
特に今後のトレーニングにおいて実践しようと感じたのは以下の方法である。
1. ワークアウトドリンクに大量の糖質、アミノ酸(or プロテイン)を溶かして運動中に飲みきる。
2. 運動終了直後、アミノ酸を飲む
3. 運動終了後、数十分たったら、糖質+プロテインを摂取
4. さらに1時間後、高糖質、高たんぱくの食事をする
注意点としては、運動前にインスリンを急激に上げる食べ物は摂らないこと。運動中はアドレナリンやグルカゴンなど血糖値を高めるホルモンが出ているため低血糖にならないが、運動前にインスリンをたくさん出してしまうと低血糖を引き起こし、運動の妨げになる。インスリンを出すのは運動中…が大切。
以上のように、今後利用価値の高い情報がまとめられており、非常に有益な本と感じた。特にカーボアップの項目は今までの理論を覆すような方法が載っており、必見。
最後に、この本で一番印象に残ったのは、以下の一節で、
”運動中~運動後3時間以内に、十分な量の栄養伝達物質を筋肉細胞に送り届けることがポイントです。このタイミングだと栄養が体脂肪ではなく筋肉に働くため、大量のカロリー、糖質、たんぱく質などを摂取しても体脂肪が増えることはありません”
つまり運動後、3時間以内なら何を食べても太らないということだ。ほんとぉ!?
一見、デブがよく使う都合のいい言い訳のような言葉に見えるが、ちゃんとリファレンスもついているので根拠はあるのだろう。山本さんレベルの追い込みをしていれば体脂肪にはならなそうだが・・・。
英語論文が根拠のようなので、後日読んでみることにする。
MacBookのようにスリムになれたら
この頃、ブログの更新が滞り気味なので、環境を変えようと思い立ち、PCを新調することにした。
今まで使っていたPCはASUSのちっちゃいノートPCで、非常に廉価であるが中々良い働きをしてくれた。名前までつけて可愛がっていたPCだったが、やはりスペック的にはブログを書いている途中で黙り込んでしまったり、全ての動作に思いやりが必要なものだった。涙を飲んで今後はサブPCとして活躍してもらうことにする。け、決してブログのネタがないとかそんなんじゃないからね!!
どれにしようか迷っていたのだが、家電店であれよあれよと店員さんの話を聞いているうちに、気がついたらMacbook Proを購入していた。
なぜMacbookなのか。そのシンプル、スリムで美しいボディ。スマートかつ洗練されたインターフェースは、ゴリラ体型の当方には甚だ似つかわしくない。山王の河田と湘北のゴリくらい正反対のタイプである。
本来ならば当方も泥にまみれるようなPCを買うつもりであったが、Macbookを触ってみると、その利便性とシンプルさに魅了され、購入を決意してしまった。
いざ開封の儀!
なにこれ美しい。非常に薄くてツヤツヤしていて、噛み付きたくなるようなフォルムである。というか梱包からすでにシンプルすぎてもはや質素なレベルである。
本当に食べたくなるようなフォルムである。減量中に入手していたならば開封と共に腹に収まってしまう危険性があっただろう。
軽く触ってみた感想としては、
・今までwindowsを使っていたので、iOSインターフェースに戸惑うかと思ったが、シンプルなのですぐ慣れた
・全ての動作がサクサクで非常にストレスフリー
・トラックパッドが便利すぎて、windowsには戻れない
・iPhoneとの連携が便利すぎる。写真の共有が簡単。
・文章を打っている時、自動変換に戸惑う
この中で何よりも有難かった機能は、iPhoneとの同期がとても快適にできることだった。
今までは、ブログに載せたい写真をiPhoneで撮った後、PCに送るのに難儀していた。
Dropboxもイマイチ使いづらかったので、写真をgmailで自分宛に添付して送ってPCで開くという愚行を何度も行なっていたが、MacbookーiPhoneならばすぐに写真の共有ができる。これで自分宛にメール送信という虚しい行為から解放されたのである。
さて、中身については非常に満足であるが、それ以上に素晴らしいのがフォルムである。見た瞬間にわかるその美麗な外側。クラシックバレエやフィギュアスケートのように、理性でなく本能で感じ取るような美しさである。
美しさの原因はシンプルさに尽きるだろう。無駄なものは全て取り払われ、簡素さを追求したフォルムはただただ美しい。スティーブ・ジョブスはシンプルさについて
Simple can be harder than complex と言っていたのも頷ける。
これはボディメイクについても同じではないだろうか。
無駄な脂肪を取り除き、身体を鍛えることで人間として、”動く”機能をシンプルに強化していく。引き締まった身体は見たものに美しいと思わせる。ボディビルはまさにその極地である。
シンプルさは美しく、重要であるということを本能的にMacから学んだのであった。
今後、Keep it simple stupidを座右の銘にして日常生活に勤しむことにする。
初めてのMac体験であったが、今の所感じる唯一の欠点は、朝一番に起動した時、Macが冷たいことである。見るからに氷属性のような見た目をしているが、まさかここまで冷気を保持するとは思わなかった。朝起きて最初に発する言葉が、うわ!つめてぇ!である。果たして、この新たな相棒と冬を越せるだろうか。そしてブログの更新頻度は上がるのか。乞うご期待。
ちなみに名前募集中です。
減量終了から3週間経過して身体がどう変化したか
最近、周りの人からよく言われる言葉が、「意外とリバウンドしていないね」である。
私は一体そんなに意志が弱い人間と周りから思われていたのだろうか。みんな当方のリバウンドを満を持して期待しているようである。
さて、減量が終了して3週間が経過したが、体重の推移は以下の通りである。
体重:76.2kg
減量スタート時との差:12.4kg
70.6g時 (-18kg)
現在 76.2kg (-12.4kg)
あんまり変わってない気もするが、ちょっと膨れている感じであろうか。
MAXで痩せていたころから5.6kgほど体重が戻ったが、食事も考えながら筋トレも継続しているので体重も一定のところでキープできている。
食事内容としては、
・朝~夕方は炭水化物は小分けにして食べる
・お菓子はできるだけ食べない
・夜は炭水化物を調整して食べる
・飲み会ではなるべく蒸留酒を頼む
炭水化物を食べることにより分泌されるインスリンは、筋肉の合成を促進するため、一定量の炭水化物を摂取する必要がある。しかし、食べすぎると脂肪も一緒についてしまうので、筋肉を増やしつつ脂肪をなるべく付かないようにするには炭水化物を食べる量、時間を適切に設定するのが重要である。個人差もあるので、あれこれ試しながらリバウンドしないように励んでいる。
それにしても不思議なグラフである。減量が終わって一気に体重が増えたため、食事の量を調整したら今度は減りすぎ、また食べる量を増やしている。
しかし、11月になっていろいろとプライベートで傷心になったので体重が4日で4kg落ちている。なんという豆腐メンタルであろうか。
減量を経験して、リバウンドしないように試行錯誤しているのだが、一旦炭水化物ダイエットを行って体重を落としたことにより、自分の体重と炭水化物の相関関係がなんとなくつかめるようになった。
”今日の夜にこれだけ食べたら明日はこれくらいの体重になるだろうな”という感覚がわかるようになったのである。その感覚をもとに、今日は何kgだったから、これを食べようと考えることができるようになり、非常に有益な感覚を手に入れることができた。
食欲もコントロールできるようになったので、飲み会さえ連続しなければ体重をひたすら維持することは可能だろう。やはり人間は習慣に隷属する生き物である。
目標を達成してしまったので、ブログのタイトルも変更する必要があるかもしれない。
今後は筋肉をつけていきたいので、
「僕が15kg筋肉をつけたらあの子はどんな顔をするだろう」
がいいだろうか。
ちなみに、日本人が1年で筋肉を増やすことができる限界量は3kgらしい。
単純計算5年かかる。しかも15kg筋肉が増えたら完全にボディビルダーレベルである。
なりたくてもなれないが、志を高くもって努力したいものである。
減量を経験した後に、ダイエットヴィレッジを見て僕が思ったこと
あなたは1日1万キロカロリーの生活を3日するか、3日絶食にするかと言われたらどちらを選ぶだろうか。難易度的には絶対に後者が楽であろう。そんな考えを巡らせるに至らせたのはダイエットヴィレッジというダイエット番組であった。(11月9日放送)
ダイエットヴィレッジとは8人のおデブたちが、1ヵ月で全員合計で100kg痩せるという企画である。スタート時に8人で合計800kg以上というとんでもない数字であった。
おデブたちがなぜここまで太ってしまったのか、エピソード付きで紹介されていたのだが、その内容は想像を絶するものであった。
から揚げに生クリームをかける、ジュースに砂糖を入れる、ポテチとご飯を一緒に食べる…、など思い返すだけで胸やけがするものばかりだった。
当番組を見て自分が思ったことは
1. 運動ばかりが前面に出ていて、食事改善がほとんど取り上げられなかった
運動は映像的に映えるのでテレビという性質上仕方のないことだが、あまりにも運動ばかり取り上げられていて、食事改善が地味な紹介で終わったのは残念だった。
ダイエットの基本は食事である。運動で消費できるカロリーは少ないので、食事をコントロールしたほうが圧倒的に痩せる。
一瞬、食事の紹介もあったが炭水化物も普通に食べていたので、全員が厳密なケトジェニックダイエットを行ったらどれだけ痩せるのだろうかと興味をもった。
最終的には全員平均で12.5kg痩せていたが、あれだけの巨体でケトジェニック+運動を行ったら、おそらく18~20kgくらいは痩せるのではと思った。
番組的には健康的に痩せる…ということをコンセプトにしているようだが、あの脂肪の量でいきなりキツイ運動をやらせるのは関節に負担がかかりすぎて逆に危険ではないか。最初はケトジェニック+ウェイトを中心に行って体重をある程度減らしてから、本格的な運動に取り掛かるべきでは。。。と感じた。
そもそも、ケトジェニックは賛否両論あるが、糖質ダイエット=危険という考えも短絡的すぎであろう。朝食にオートミールを食べ、昼と夜は炭水化物抜き、食事は1日5回食べて総量摂取カロリーは減らさない、タンパク質は大量に摂る、、、を心がければ理論上は筋肉量は減らないし、健康にも問題ない。いろんな利権が絡んでいるのだろうか…
そもそも1ヵ月の合宿では運動をひたすらしていればいいのだが、普段の生活に戻ってあれだけの運動量を生活に組み込むのは現実的ではない。食事から見直していかないとリバウンド必須である。
また、以前は参加者たちは一日7000~10000キロカロリーの生活をしていて、いきなり食事が変わって一日2000キロカロリー程になって葛藤はなかったのだろうか。絶対にあるはずである。炭水化物は麻薬のようなものなので、禁断症状とかでてもおかしくないと思うのだが。その葛藤もぜひ描いてほしかった。
2. 全員100kgではなくスタート時体重から何%痩せたかを目標にすべきではないか?
正直、全員が100kg痩せるといっても、スタート時体重が150kgの人と100kgの人ではそもそも基礎代謝が違うので痩せる難易度に差がありすぎるのではないか。15%痩せるとかにしたほうがいいのでは。といっても全員で100kg!にしたほうがテレビ受けするので仕方のないことだが。
3. ”太る”ということは一種の才能
体重100kgオーバーは才能の塊である。これは常日頃思っていることだ。当方も体重が増えやすいイージーゲイナーだと思っているが、自堕落な生活をしていた時ですら、90kgを超えることはなかった。それを参加者の大半は、女性という骨格の制限がありながらも優々と100kg超えしているのだ。
太るのも才能である。大量の食事を消化できる内臓の強さ、脂肪がつく骨格・支える関節、リミットレスの満腹中枢…。
力士という並外れた才能の持ち主ですら、食べるのがつらくて泣きながら食事をするとも聞く。
当方も減量中、チートデーを行った際は1日7000キロカロリー摂取していたが、それでも吐き気を催すレベルだった。まさに泣きながら食べていたのである。それを参加者たちは1日1万キロカロリーを自ら嬉々として摂っているのである。才能の違いに絶望した。
そんなことを思いながら、テレビを見ていたのだが、トレーナーとしてエドワード加藤が出演していたのは驚いた。ボディメイキング界で非常に有名な方である。
目を見張るものは肩のでかさである。肩パッドを入れてるんじゃないかと思うくらいはち切れんばかりの肩をしていた。まるでアタッチメントを付けているようだ。しかもイケメン。ずるい。
以上のようにいろいろ考えさせられる内容であったが、やはり、人が頑張っている姿は素晴らしいし、輝いて見えた。変わりたい!という思いがひしひしと伝わってくるいい番組であった。