圧倒的祝福のために減量開始と9つのルール
明日から絞ります。
昨日、戦略的リバウンドという記事を書いた翌日にこのタイトルはどうかと思うが、今日ひょんなことで減量を開始せねばということがあった。
当方が尊敬する会社の先輩同士(社内婚)が今年3月にご結婚されるということで、今日なぜ結婚式に呼んでくれないのか糾弾していたところ、会社のみんなは二次会で呼ぶから・・・ということだった。さらに、二次会の全権を当方に押し付け譲渡してくださるということで、二次会を煮るなり焼くなり欲しいままにできるということになった。
では、何をやるか。それは一旦秘密にするとして、少なくとも身体を仕上げる必要がある出し物である。
結婚式は3月末で、あと2ヶ月ある。体脂肪を一桁まで絞るには、一刻も早く行う必要がある。
というわけで、明日から減量をスタートすることにする。
今回行う減量方法はローカーボ(低糖質)ダイエットとする。
当ブログで取り上げているケトジェニックダイエットとの違いは何かというと、どちらも炭水化物ダイエットであるが、炭水化物の摂取量の違いである。
ローカーボ 1日100~120g
ケトジェニック 1日20~60g
ローカーボの摂取量定義は人によってまちまちだと思うが、ケトジェニックは極端に糖質をカットするやり方である。
ローカーボは緩やかに痩せていくが、ケトジェニックは覿面に体重が落ちていく。
しかし、常に低血糖でいるため、インスリン分泌量が減ってしまい筋肉が大きくならない、かつ栄養を意識して量を摂らないと身体は筋肉を溶かしてエネルギーにしてしまう。上手くやらないとゴリゴリ筋肉も落ちていってしまうのだ。
東方が去年ケトジェニックを3ヶ月近く行い18kg落としたが、やはり筋肉も削られてしまって、ペラペラな身体になってしまった。さらに、糖質の極端なカットによって減量中はめまいがとても多かった。痩せるためにクオリティオブライフや仕事のパフォーマンスを下げてしまうのは本末転倒である。やはり糖質は大事なのだ。
そのため、今年は糖質は適量を摂りつつ、筋肉を残しつつ、脂肪をそぎ落とすという計画を立てていたのだが、まさかこんなに早く減量に入るとは思わなかった。
細かいルールは以下の通り
- 一日100g〜120gの糖質を摂取。GI値が低いもの
- 糖質を摂るタイミングは朝とトレーニング中、後のみ
- 不飽和脂肪酸はとりまくる。油を飲む勢いで
- 飽和脂肪酸は摂りすぎないようにする。
- サプリメントは亜鉛、EPA、アナバイト
- 一日の摂取カロリーは2500キロカロリー以上。タンパク質は体重の2倍g以上摂る(160g)
- 砂糖、果物は食べない
- 有酸素はやらない。ウェイトトレーニングのみ。
- チートデーは体重推移見て適宜取り入れる
一つ一つ解説していく
1. 一日100g〜120gの糖質を摂取。GI値が低いもの
この量をローカーボの定義とする。ケトジェニックが痩せるメカニズムとして、1日20~60g程度の炭水化物摂取を続けていると、身体がエネルギーを炭水化物からではなく、脂質・たんぱく質からエネルギーを優先的に取り出す状態(人間が本来持っていて、今は薄れてしまっている機能)=ケトーシスになるからである。
こうなればしめたもので、マリオのスター状態のようになるのだが、糖質を常習的に摂るようになると解除されてしまう。
60g以上摂ってケトーシスに突入できるか不明であるが、筋肉を維持しつつ、ケトーシス状態に持っていけるのが120gが限界なのではという考えである。
2. 糖質を摂るタイミングは朝とトレーニング中、後のみ
糖質は太る原因であるのは紛れもない事実なのであるが、同じ量でも摂取するタイミングによって脂肪が蓄積される率は変わる。夜にたくさん糖質を摂ることで脂肪に蓄積されやすくなるため、朝に軽く摂ることにする。
トレーニング中に糖質を摂る理由としては、即効性のエネルギーである糖質を摂ることでトレーニングのパフォーマンスを落とさない、最後まで追い込んで消費エネルギーをしっかり確保するためである。
また、トレーニングによって破壊された筋肉のタンパク質合成は、トレーニング直後に糖質を摂ることによって促進される。
常に効率的なタイミングで糖質を摂れば、筋肉を維持しつつ、あわよくば肥大も狙えるのではないだろうかという試みである。
3. 不飽和脂肪酸はとりまくる。油を飲む勢いで
不飽和脂肪酸は身体に蓄積しづらい脂質であり、健康にも良い効果を与える。
ナッツ、ココナッツオイル、オリーブオイル、マヨネーズ等に多く含まれている。
これらを積極的に摂ることで、脂質を優先的にエネルギーに変換するよう身体に覚えさせるのである。かのマッスル北村さんは、オリーブオイルを飲んでいたようである。恐ろしや。
4. 飽和脂肪酸は摂りすぎないようにする。
飽和脂肪酸は、動物性脂質であり、肉の脂身やバターなどである。
飽和脂肪酸は糖質と同時に摂取すると、両者が結合しあって脂肪に変換されてしまうので、食べるときはタイミングに気をつける。しかし、糖質ダイエットは、脂質を積極的に摂っていかないと、摂取カロリーが一気に少なくなり、筋肉が落ちてしまうので脂質はガツガツ食べていく。
亜鉛はインスリン分泌の機能を高める。摂取量は1日30mg
EPAは山本義徳氏曰く、タンパク質合成を22%促進させるため、摂り続ければケトジェニック中でも筋肥大が可能、、、とのこと。にわかに信じがたいがその効果に期待して毎日とる。1日2000~2500mg
アナバイトの効果は言わずもがなである。マルチビタミン用。別記事で取り上げているので、紹介はその記事で(宣伝)
karl-body-making.hatenablog.com
6. 一日の摂取カロリーは2500キロカロリー以上。タンパク質は体重の2倍g以上摂る(160g)
自分の基礎代謝から算出して、1日2500キロカロリーは必ずとる。そうしないと前述の通り筋肉がエネルギーとして使われてしまう。タンパク質を大量に摂るのも筋肉を溶かさせないようにするためである。
2500キロカロリー以上の摂取についてはあまり気にせず食べることにする。
2500キロカロリー以上を糖質制限して摂取するのは結構辛い。
そもそも糖質の量が一番の問題であって、極端な話、1日5000キロカロリーとっても糖質を一切食べなかったらメカニズム上、必ず痩せていくはずである。カロリー量ではなく、吸収・変換の問題なのである。いつかそんな実験もやってみたい。糖質制限+毎日5000キロカロリー30日生活!!
7. 砂糖、果物は食べない
果糖は脂肪生成に直結するので。以上
果物はそもそもあまり好きではないのもある。食べてもバナナくらい。
8. 有酸素はやらない。ウェイトトレーニングのみ。
有酸素は純粋につらいし続かないのでやらない。前回の減量でトラウマになっているのもある。有酸素は体重を落とすが、筋肉も落とすので今回は不要とする。
糖質ダイエットでは、いかに筋肉がエネルギーとして使われないようにするかが最上の命題であるので、ウェイトトレーニングを行うことで、
筋肉壊されてる=やばい維持しなきゃ!
と身体に刷り込ませるのが重要なのである。
9. チートデーは体重推移見て適宜取り入れる
体重が落ちなくなる停滞が見られるようになったら適宜取り入れていく。
モチベーションを保つためにも重要。これはケースバイケースで。
以上、9つの原則を元に2017年の減量を開始したいと思う。
目標は2ヶ月で-10kg。
現在80.3kgなので70.3kgまで落とすこととする。
前回は2ヶ月で-14kgだったが、今回は糖質も食べるというダイエットなので果たしてどうなるか。
僕が祝福のために10kg痩せたらあの二人はどんな顔するだろう。乞うご期待。
人生の肉観が変わるお店の紹介とおまけの経過報告
昨年8月からケトジェニックダイエットを行い、10月23日までの3ヶ月近くで18kgの減量に成功したが、現在の体重はどうなっているか報告したい。
現在の体重は80.9kg、、、つまり減量終了から10kg増である。
リバウンドしてるじゃねーか!!という意見はさておき、これは戦略的リバウンドということをみなさんにお知らせしたい。
人体のメカニズム上、痩せること筋肉を増やすことは至難の技であり、筋肉を増やすためには多少の増量はやむなきなのである。なので10kgほどのリバウンドは覚悟の上だということを承知いただきたい。
現在は筋肉をガンガンつけて、三月ごろからまた15kgほど絞る予定である。
かっこいいカラダになるためには、醜いカラダでいることが不可欠なのだ。
また減量期に入ったらその経過を報告したい。言い訳終わり!
本日は、人生における肉観が変わるお店にいってきた。
麻布十番にある、”旬熟成”というお店だ。
単刀直入にいうと、この店のお肉は、途轍もなく美味しい。
噛んだ時の食感、鼻を抜ける風味、絶妙な味とすべてにおいてパーフェクトである。
一切れだいたい500円以上するので、気軽にいける店ではないが、本当においしいお肉を食べたいならば、圧倒的推奨である。お酒もビール、ワインの種類が豊富で、メニューを見るだけでも話が進む。
勝負デート、記念日、合コンにおすすめである。
今日は4人で行ったのだが、その中には当ブログのタイトルに登場している方もいた。
その子が美味しいと食べている姿を見ることができただけで、高い金額を払った事実など露の程も痛く感じない。
ケトジェニックダイエット中にも来れるので素晴らしいお店なので、みなさんも減量しているけど、今日は勝負したい!!!という時はぜひオススメする。
帰り際に、ブログで取り上げるためのオチを彼女に求めたが、特に何もなかった。
「なんかいいコメントちょうだい!ちょうだい!」
日常生活を記事にする際にオチを求めてしまうのも困った性になってしまったものである。
ただの美味しいお店紹介のグルメ記事になってしまったところで、締めくくるとする
貧富と体型の相関性。あとモナーコインの将来性。
貧しい人に肥満体型が多いと聞いたことはないだろうか。歴史的には太っていることは豊かさのシンボルであったが、飽食の現代社会において、肥満は貧しさの象徴になりつつある。
もちろん、お金持ちにもいくらでも太った人はいるが、統計的には貧富が体型に関係してくるのだ。今回はその話題についてデータを見ながら見ていくことにする。
本当に貧富が体型に相関性があるのか?
最初に見ていきたいのは、2014年に厚生労働省による”国民健康・栄養調査結果の概要”という調査で、特に注目したいのは、所得と生活習慣等、食生活に関する状況である。
国民健康・栄養調査結果の概要
結論から言うと、やはり貧富と体型に関連性があると言える。
世帯年収との関連性
まずは年収と体型について見てみると、
上の画像、項目7の体型について、
(男性)
世帯年収200万円以下 38.8%
世帯年収200~600万以下 27.7%
世帯年収600万以上 25.6%
(女性)
世帯年収200万円以下 26.9%
世帯年収200~600万以下 20.4%
世帯年収600万以上 22.3%
と書かれている通り、女性の世帯年収600万以上以外は、世帯年収が上がるにつれ、肥満率が減っているのがわかる。
摂取エネルギーの割合
では、世帯年収ごとの摂取エネルギーの割合についてはどうであろうか。
ここで言う摂取エネルギーとは、三大栄養の炭水化物、たんぱく質、脂質をメインに見ていくと、
上記画像から、摂取量の割合を並べていくと
炭水化物
(男性)
世帯年収200万円以下 60.8%
世帯年収200~600万以下 59.8%
世帯年収600万以上 58.5%
(女性)
世帯年収200万円以下 58.2%
世帯年収200~600万以下 56.8%
世帯年収600万以上 56.1%
(男性)
世帯年収200万円以下 14.1%
世帯年収200~600万以下 14.4%
世帯年収600万以上 14.6%
(女性)
世帯年収200万円以下 14.6%
世帯年収200~600万以下 15.1%
世帯年収600万以上 15.1%
脂質
(男性)
世帯年収200万円以下 25.1%
世帯年収200~600万以下 25.9%
世帯年収600万以上 26.9%
(女性)
世帯年収200万円以下 27.2%
世帯年収200~600万以下 28.1%
世帯年収600万以上 28.7%
上記の結果から、
世帯年収が上がると、炭水化物の摂取量が減り、たんぱく質・脂質の摂取量が増える。
という結論となる。割合的には微々たるものだが、男女ともにこの法則が当てはまるのは有意性があると断言できるだろう。
なぜ貧富が体型につながるのか
では、なぜ貧しいと肥満体型が多くなってしまうのか、それは世帯年収が低くなるにつれ炭水化物エネルギーの割合が高くなることと同じで、
炭水化物は肉や魚、野菜と比べて、価格が安いのである。
しかも、腹持ちがよく、簡単にお腹がいっぱいになれるのが理由だと考えられる。
外食に行くとご飯おかわり自由の店が多いように、炭水化物は安いのである。
当方も糖質を一切カットするケトジェニックダイエットを行っていた際、エンゲル係数の増加に驚かされた。
たんぱく質や脂質(不飽和脂肪酸)は炭水化物に比べるとずっと高いのである。スーパーのどのお肉(200gくらい)も、惣菜コーナーの弁当より高い。やはりお金がなければ簡単にお腹を満たせる炭水化物を選ぶのも当然とも言える。
つまり、太る原因は何と言っても炭水化物であるとわかる。安価に手に入り、幸福度が強い炭水化物が、貧富と体型の相関性を確固たるものとしていると言っていいだろう。
モナーコインの将来性とは
さて、タイトルにモナーコインとあり、疑問を浮かべた人もいるかもしれないが、たまにはダイエット以外の話もしてみよう。むしろこっちが本題
上の方で貧富と体型の相関性について述べたが、お金がなくなるとどうしても栄養よりも安易さを求めてしまうため、体型が崩れてしまうことが多い。
お金がないのに日々の食事よりプロテインやサプリを買う人はいないのである。
当方もしがない会社員であるため、このままでは貧困化によって、体型の維持も難しくなってしまうかもしれない。
では裕福になるにはどうすればいいのか。給料がいいところに転職?副業を始める?企業する?といった様々な方法が考えられるが、ネットで色々と情報物色していたら、ローリスクで簡単に始められるものを見つけた。
それこそが、タイトルに書いたモナーコインである。
Monacoin(モナーコイン)とは、日本の巨大掲示板サイト2ちゃんねるのソフトウェア板で、Mr.Watanabe(わたなべ氏、2chpool ◆bzJIFpVqts)によって開発されている日本初の暗号通貨である。
(wikipediaより引用)
ビットコインという言葉を知っている方も多いと思うが、モナーコインもそれと同じ、日本初の仮想通貨の一つである。
仮想通貨の特徴としては、
・中央銀行のような貨幣発行箇所はない
・利用者全員が管理者となって不正利用等の改ざんは不可能
・第三者機関を必要としない直接取引の実現
・手数料の低コスト化
といった様々な特徴・従来の通貨にはないメリットを持つ。
さらにビットコイン自体は米国を先駆けとして様々な店で使えるようになり、流通量が高まっていくと、それ自体に金銭的な価値が生まれ、投機の対象となったのである。
ビットコインが世に誕生した2009年ごろ、
1 bitcoin=1円だったのが、昨年1 bitcoin=15万円をマークしたのだ。
なんと価値が15万倍!開発当時に1000円買っていても、1億5千万円である。。。
2009年、ビットコインが世に出て間もない頃、面白半分で数千円買ったが、何年か経って買った事実すら忘れていた人が、最近になって価値を確認したら数千万円になっていて、家を買ったというニュースすらある。
つまり、何を言いたいかというと、モナーコインもいずれはその道を歩むのではないだろうかということだ。
2014年にリリースされて、現在の価値は1 monacoin = 3円である。
もしビットコインと同じ運命をたどるならば、5万倍の価値となり、今1000円買ったとしても5000万円と化けるのである。
ほぼ、ノーリスクハイリターンといってもいいだろう。
もしモナーコインの価値が暴落しても、1万円くらいならば失ってもリスクとも言えないし、利用者全員が仮想通貨の管理者となるP2P技術によって一度流通した仮想通貨は、たとえ開発者であってもサービスを停止することはできない。暴落したとしても、モナーコインの流通性が高くなっていれば、モナーコイン建で買い物などができるのである。
なので、少額ならば買っても損はしないし、1 monacoin=3円という安さを考慮したら、買うのは今しかないのである。今後、日本で仮想通貨が流行ることによって、モナーコインが5万倍とは行かないまでも、100倍くらいになる可能性は十分にある。
堀江貴文氏は以下のインタビューでモナーコインについて言及しており、要約すると
日本で仮想通貨を流行らせるには、仮想通貨によって儲かった長者を作る必要があり、ビットコインは今から参入するのはもう遅い。
日本初の仮想通貨モナーコインによってモナーコイン長者が出てきてもおかしくない。
流行るには、1%の先駆けする人が必要。モナーコインによって儲かる人が出てきたら、残り99%は群がってくる。
やはり、今しかない!
モナーコインを買ってみた
まずはZaifというオンラインウォレットを利用し、モナーコインを買うことにした。
Zaifのアカウントを作成し、クレジットカードを使ってコインを買うことができる。手続きは非常にシンプルで、容易である。
ZaifではBitcoinとモナーコインの互換性もあるようだ。ふむふむ面白い。
1モナーコイン=3.2くらいか。さて買ってみよう。。。
とりあえず20万円分買ってみた。
もし、ビットコインと同じ道を辿れば、20万円 x 5万=100億円
夢は広がるばかりである。何をやっているのだろう。私は。
まとめ
というように、当方のようなリスクヘッジが出来ない人バカは置いておいて、仮想通貨の可能性は今後未知数であり、かつ無限大である。近い将来、現金はほとんど駆逐されるかもしれない。その進化に期待が大きい分野である。
今モナーコインは非常に買いやすい価格であるし、1000〜5000円くらいなら買っても損にはならないだろう。むしろ、その将来性から、宝くじを買うより断然期待値が大きいのである。
(仮想通貨はフィンテックに分類され、以下の書類が網羅的で詳しい)
ダイエッターも必読!ボディビルハンドブックを読んだ感想
皆さんはボディビルダーにどのようなイメージを持っているだろうか。
とてつもなくムキムキ、行きすぎて気持ちが悪いという感想が一般的かもしれない。
しかし、ボディビルダーの凄さは、筋肉をつけることももちろんそうだが、体重のコントロールを自由自在にできることも挙げられる。
筋肉を残しつつ、脂肪のみをそぎ落としていく。
つまりボディビルダーはダイエットのプロなのだ。
そのため、ボディビルダーの食生活、トレーニングを学ぶことはダイエッターにとっても非常に有益であり、参考にできることばかりである。
今回、そのボディビルでバイブルとも言える本を読んでみたので取り上げることにする。
必読の書、ボディビルハンドブック
以下のボディビルハンドブックはクリス・アセートというアメリカのボディビルダーが書いており、
- トレーニング
- 食事法
- 減量
- コンテストの準備
の4つの章で構成されている。
この筋肉の肥大の為にはこういった種目のトレーニングが効果的〜といった具体的な内容はほとんどなく、この本に書かれているのは、筋肥大のメカニズム、増量・減量時の食事量・方法、コンテスト前の準備(水抜き、カーボローディング等)について書かれいてる。
挿絵や写真はあるが、図解のようなものはほとんどなく、文字がびっしりなので若干お堅い内容になっている。
この本が刊行されたのは2001年と少し古いが、ボディビル、ダイエットに重要なことは全て網羅されていると言っても過言ではない。
タイトルがボディビルダーしか買ってはいけなそうなひどく専門的なように見えるが、実際にはダイエッターにも参考にできる情報が盛りだくさんである。
もし、フィットネスをこれから始めよう!と思っているが、全く知識がないという人がいれば、この本は基本的なことが全て網羅されているので、これだけ読めばいい。
それほど網羅的で、ボディメイキングの本質を記した本なのである。
(ただ、専門的な用語が多いので、最初はとっつき難いかもしれない)
この本で特に参考になった点は減量の章であった。
ボディビルハンドブック、減量の要約
- 食べ過ぎは太る一番の近道。筋肉の材料として食事を食べ過ぎることは、無駄な脂肪の蓄積につながる。筋発達に必要なだけ食べること
- 炭水化物は摂り過ぎると即、脂肪の蓄積につながる。
- 豆類のような可溶性繊維を積極的に摂ること。繊維はインスリン分泌を緩やかにするよう作用する。
- 脂肪の多い食事を取らないことが摂取カロリーを減らす最も簡単な方法
- 痩せるには有酸素運動よりも、ウェイトトレーニングの方が効率的。筋肉量が増えればカロリーの分配効果が高まる。
- 1日の食事を小分けにして食べ、インスリンの分泌をコントロールする。食事が1日2回で毎回たくさん食べるような生活ではインスリンの大量分泌によって脂肪の蓄積が促される。
ダイエットの全ての基本は
減量の基本は、低炭水化物、高たんぱく質。
その理由としては、インスリンとグルカゴンが深く関係しており、
インスリン
血糖値を下げる作用を持つ。主に炭水化物を摂って、血糖値が上がった際、分泌される。
体脂肪の合成を促進する作用がある。
グルカゴン
血糖値を上げる作用を持つ。空腹時や運動中などの血糖値が下がった際、分泌される。
体脂肪の分解を促進する作用がある。
炭水化物のみからなる食事は、多量のインスリンを分泌させrが、この時グルカゴンは分泌されていない。これは脂肪の蓄積を強く促す。
なので、炭水化物の量をやや減らして、たんぱく質を多めに摂り、バランスの良い食事をすることでインスリンと同時にグルカゴンも分泌され、脂肪を燃焼することができる。
つまり、インスリンをうまくコントロールして、たんぱく質を多めに摂れば痩せていくということである。グルカゴンは脂肪だけでなく、筋肉も分解する作用もあり、たんぱく質の摂取量が少ないと、体は筋肉を分解して栄養として取り込んでしまうので、多くのたんぱく質の摂取が重要。
ではその摂取量としては、
炭水化物
各食事の炭水化物量を25%減らす。さらに減らしても良いが、最低でも総カロリーの20~30%は摂るようにする。
一日2000キロカロリー摂取するならば、炭水化物は400~600キロカロリーになる。
グラムにすると100~150g。白米お茶碗2~3杯分くらいである。
体重の掛ける2gほど摂る。体重80kgならば1日に160gのたんぱく質を摂ることになる。
プロテインだと大体8杯分になる。(体重が重いと結構大変)
脂肪も痩せるのには大事
脂肪を燃やすには、脂肪をいくらかは摂ることが必要。もし、脂肪をほとんど摂らずにハイカロリーであったとしても、体は取った分の炭水化物をせっせと脂肪として蓄えるようにする。
しかし、食事から脂肪をいくらか摂れば、血中に脂肪が漂い、体が察知する。必要があれば、その脂肪のうちの幾らかは使われ、使われなかった炭水化物はグリコーゲンとして筋肉内に蓄えられる。
さらに、脂肪にはインスリンの分泌を緩やかにする効果がある。
有酸素よりもウェイトトレーニング
ダイエットには、ジョギングやウォーキングといった有酸素運動よりも、ウェイトトレーニングの方が効果的。
ウェイトトレーニングを行う減量のメリットとしては
- カロリー分配効果の向上。筋肉が多いと、カロリーが脂肪よりも筋肉に行きやすい体になる。(インスリン受容体の能力向上)
- 交感神経系を刺激する。交感神経系は、体内での熱発生に関わり、筋肉量が多い人の方が熱発生が高い傾向にある。トレーニングを行うとその後2~3日に渡って脂肪が燃えやすい状態になる。有酸素にはこれがない。。。等々
有酸素運動は、脂肪を減らすことができるが、体型を変えることはできず、元の体が一回り小さくなるだけ。ウェイトトレーニングならば、筋肉をつけ、脂肪を減らして体型を変えることができる。
まとめ
上記、つらつらと要点をまとめたが、乱雑に言ってしまうと、
- ダイエットの基本は低炭水化物、高たんぱく質。脂肪もちゃんと摂る
- 有酸素よりウェイトトレーニングの方が痩せるのに効果的
である。
以上、ボディビルハンドブックの減量の項目について記載してきたが、重要な点はまだまだ多くある! 気力がもたない。
筋肥大のメカニズムは筋肉を様々なタイプに分けて科学的に説明しており興味深いし、多種多様なサプリメントが紹介されていて、タメになる情報が満載である。
名前にボディビルとついているので、一般の方からはそれだけで読まれなさそうなのが、惜しい点であるが、ぜひ万人に読んでもらいたい本である。
最後に、この本で一番印象に残った言葉を載せて締めくくりとする。
ほんとその通りですよ。 マッチョになりたくない!と言う方もおられますが、男女問わず、生活の全てを捧げる覚悟でないとムキムキにはなりませんので、思う存分トレーニングしても大丈夫です。
アイスダイエットがダイエットに向かない2つの理由
巷には様々なダイエット方法がある。
当ブログが取り上げている糖質ダイエットや、低脂質ダイエット、バナナダイエット、納豆ダイエットといった方法が溢れている。
当方もそういった情報に関してはアンテナを張っているのだが、最近知ったダイエット法として、アイスクリームダイエットというものがあるらしい。
その記事はこちら
結論から言うと、トンデモ理論なのでハッキリ言って実践しないほうが良い。
まずはその内容から見ていこう
アイスクリームダイエットとは?
朝の食事の置き換えにアイスクリームを食べてダイエットをすること。
Tips
- 人間が健康でいられる為には、脂肪も必要な栄養素。健康体であれば、1日55gの脂肪分の摂取をするのが理想的。
- ダイエットで脂肪をカットしてしまうと、不足している脂肪分を他の食品などから取り込もうとする為に、結果的に脂肪を溜めこんでしまい燃焼されにくくなってしまう。
- 冷たいアイスクリームを食べることは体が冷えますが、元の体温に戻そうと代謝がよくなる。
- アイスクリームは、食べた後の血糖値の上昇が緩やかな食品。
注意点
乳脂肪分が12%以上の物が特におすすめ。
1回の摂取量は、80~120ml
もうツッコミどころが多すぎて気力が失われてつつありますが、書いていきます。
アイスクリームダイエットはなぜダメなのか
アイスクリームダイエットがダメな理由は2点あり、
アイスの成分は脂肪細胞の生成を促す
まず、アイスクリームを食べることで問題なのは、多くの糖質と脂肪(飽和脂肪酸)を同時に摂ってしまうこと。
ブドウ糖が大量に存在すると、解糖系におけるグリセロール3リン酸が遊離脂肪酸と結合し、体脂肪が合成される。脂肪も大量に存在すると、遊離脂肪酸も増えるので、それだけ体脂肪が増えやすい・・・あ、読むのやめないで。
簡単にいうと、糖質と脂肪を一緒に摂ると体脂肪になりやすいということである。
もちろんオーバーカロリーや、インスリンの大量分泌など体脂肪生成には多くの要因があるが、上記の同時摂取も一つの要因である。
ここでいう脂肪とは、飽和脂肪酸(動物性脂肪)のことであり、乳製品であるアイスクリームは飽和脂肪酸が多く含まれている。
不飽和脂肪酸は身体を通過するので、糖質と一緒に摂っても問題ない。
オリーブオイル、魚、ナッツなどに不飽和脂肪酸は豊富である。
砂糖にいいことはほとんどない
さらにアイスクリームの問題点としては砂糖が多い。
人間は冷たいものの味は判別しにくいので、甘みを感じるために多くの砂糖が入っている。
砂糖は摂取後の血糖値を急上昇させ、インスリンの大量分泌が必要になる。
インスリンの持つ効果は当ブログで再三述べてきたように、筋肉と脂肪の合成である。
筋肥大を狙っている場合は効果的だが、ダイエットには適していない。
また、砂糖の持つ恐ろしさはとてつもない。
砂糖はインスリンを急上昇させ、脂肪細胞の生成を促すとともに、タンパク質と結びついて糖化を引き起こす。
糖化とは、身体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてタンパク質が変性、劣化してAGEs(糖化最終生成物)という名の老化物質を生成する反応をいいます。この老化物質AGEsは分解されにくく、そのAGEsの蓄積は肌や髪、骨など全身の老化を進行させ、さらに体調不良や様々な病気(糖尿病、高血圧、がん等々)の温床にもなります。
(引用元 アンチエイジングと密接な関係がある"糖化"のメカニズムと"抗糖化" | 抗糖化コラム | リバーシティクリニック東京 東京都中央区佃・月島)
タンパク質と糖が結びついて、最終的にAGEsという物質を生成してしまうのが問題なのである。
つまり、糖質をたくさん摂りすぎると、糖化が起きやすく老けやすいということ。
糖化は血糖値の急激な乱高下によっても促進されるので、インスリンを急上昇させる高GIの砂糖は、なおさら糖化を進めてしまう。
(けれど、アイスクリームのGI値は意外にも65!。。。砂糖は100超えなのに。。。砂糖が入っているので高GIだと思うのですが。誰かご存知の方はご教示ください。)
ハッキリいって砂糖のいいところはほとんどないのである。強いて言えば砂糖を摂るとセロトニンという幸福物質が出て一瞬満足感を得られるくらいか。だが、依存症も強いのでデメリットの方が大きい。
まとめ
以上、アイスクリームダイエットがなぜ有効でないのかを述べた。
結局、今までのツケで脂肪を溜めてきているのだから、楽して痩せる方法はないのだ。
借金して、それを何の苦もなくチャラにしてくれと言っているようなものだ。
行きは天国、帰りは地獄を肝に命じて体重のコントロールを頑張ろうと思った次第である。
しかし、このアイスクリームダイエットについて書いていると、アイスクリームが食べたくなってしまった。
アイスクリームを食べないと、この記事は書けないよねという意味不明な大義名分を元にスーパーカップを買ってきた。美味しかった。
(今ってこんなビニールついてんだね。昔はなかったのに。)
美味しいものは全て炭水化物でできている。。。糖質ダイエットを行って身に沁みた至言である。しかし糖質は太る原因なので、本当にこの世はよくできたシステムと感じた。
君はついてこれるか、驚異のマッスル北村飯
皆さんはマッスル北村というボディビルダーをご存知だろうか。
尊敬する人は誰か?と聞かれたら、真っ先に私は彼の名前を口にするだろう。
マッスル北村氏を簡単に説明すると、
マッスル北村(マッスルきたむら、1960年10月6日 - 2000年8月3日)は、ボディビルダー、タレント。本名、北村克己(きたむら かつみ)。
東京学芸大学附属大泉小学校卒業、東京学芸大学附属大泉中学校卒業、東京学芸大学教育学部附属高等学校卒業、東京大学理科II類中退、東京医科歯科大学医学部中退。
(wikipediaから引用)
まず、その経歴がすごすぎる。東大中退、再受験して入った東京医科歯科大学の医学部中退・・・その中退した理由としては、ボディビルに集中したいからということからだった。
身長は173cmで、体重は110~120kg
1990年代の日本(アジアでも)で最大級のバルクを持っていたであろう。
本当に残念ながら、すでに亡くなられている。その死因としても、コンテスト前の想像を絶する減量による、餓死である。(その際体脂肪2~3%だったと言われる)
この17年前とはいえ、この先進国の現代で大の大人が餓死すると言うのは俄かに信じられないが、ボディビルのために食べる本能を精神が打ち勝った人である。
マッスル北村氏については今後別記事でゆっくり取り上げることにする。
今回の記事は、彼が実際に作っていた料理を再現して、試してみるというものだ。
マッスル北村飯とは?
マッスル北村氏は、4本のビデオを残しており、その中では日々どんなものを食べているかを説明している。
その料理は一般人のものから遥かにかけ離れており、ツッコミどころが多すぎて面白いが、筋肉を育てるという観点から非常に勉強になる。
今回再現してみる料理は、一番調理難易度の低そうな「小松菜スムージー」(私が勝手に名前をつけた)である。
動画の2分17秒ごろから紹介
〜要約〜
ボディビルダーは日頃からお肉やご飯ばかり食べていて、野菜が入る隙間がなくなってしまう。そのため野菜不足になりがちなので、小松菜をミキサーにかけて飲んでいる
ビタミンのサプリは摂っているが、何と言っても自然のものが一番。
小松菜スムージーを作ってみた
用意するもの
小松菜
塩
氷
これだけで作れるお手軽料理である。
早速作ってみようとしたが、決定的なことに気がついた。
ミキサーがなかった。。。
開始1秒で断念しかけたが、すぐさま家電量販店に走り、購入してきた。
これで作ることができる!
そして、材料も近くのスーパーで簡単に揃った。
いざ調理開始!!
まずは小松菜をざく切りにし
ミキサーに詰める!
量が多すぎるように見えるが、ミキサーの粉砕力に期待してこのまま進めることにする。
トマトジュース投入!
なんかグロい
飲みやすいように塩を入れて
ミキサーの熱によってビタミンが粉砕されないように氷を少し入れる
そしてスイッチオン!
そしてできたのが
うわぁ
見た目はまさに青汁。
飲んでみた感想だが、普通に美味しい。トマトの味がメインで、そこに小松菜の苦味を感じる。
トマトジュースが好きな人は特に苦もなく飲めるのではないだろうか。
ナチュラルのプロテインを混ぜたらタンパク質も摂れていいかもしれない。
あと、氷が多かったのか、一気に飲もうとすると喉が痛くて地味に飲みにくかった。
そこまで多く入れたつもりはなかったが、次は氷は少なめにする。
小松菜の成分は?
今回このスムージーを作ってみて、初めて知ったのが小松菜の栄養価の高さであった。
ほうれん草の下位互換だと思っていたが、(小松菜ごめん)野菜の中でもトップレベルのカルシウム、鉄分の多さを誇り、ほうれん草に負けず劣らずの素晴らしい野菜だと知った。
ほうれん草はプリン体が多く、痛風が懸念されるが、小松菜のプリン体はほうれん草の5分の1のようなので、痛風が怖い方は断然小松菜の方がよいだろう。
リファレンス
野菜のプリン体(ブロッコリー・ほうれん草など)【211品目掲載】
今回の小松菜スムージーはトマトの成分も同時に摂ることができるので、ボディメイキングだけでなく、日々健康に過ごすためにも非常に効果的である。
以上、マッスル北村飯の一つを紹介したが、これはまだ普通の食事だと思われるのではないだろうか。しかし、これはまだ序の口で、氏は想像を絶する食事をたくさん行ってきているのである。2017年、当ブログでそれらを全て実際に作って紹介できたらと思う。何個かやばそうなのあるけど。。。
僕はEPAが筋肥大を促すことを証明しようと思う
EPA (エイコサペンタエン酸)は筋肥大を促すということを前回の記事で取り上げたが、まずはおさらいしてみよう。
EPAを摂取すると、タンパク質合成が22%促進される研究結果がある
EPAを摂取すればインスリンを出さなくてもケトジェニックダイエット中でも筋肥大は可能。
つまり痩せながら筋肉をつけると言った誰もが夢見ることが実現できるのである。
前回の記事はこちら
どれだけEPAを摂ればいいのか?
上記の概念を紹介していた山本義徳さんの著作「脂肪酸とケトン体」にて、EPAとDHAで効果がある摂取量としては、
1日 2000~2500mg
が目安という。
イワシ、サバ、サンマを可食部100g食べれば大体上記の数字を満たすことができる。
しかし、毎日青魚を食べるのはあまり現実的とは言えない。魚は普段から意識しないと食べるのが少なくなってしまいがちな食べ物ではないだろうか。
サプリメントを買って飲んでみた
その問題点を解決してくれるのが、サプリメントである。EPA+DHAをメインとしたサプリは巷に大量にあり、むしろその数の多さが、EPA、DHAの重要性が認められたことを裏打ちするものであると思わさせる。
数ある中から以下のサプリメントを購入してみた
特筆すべきは、その安さである。なんと、12ヶ月分で1,980円である。
届いたので並べてみた
1袋90カプセルあり、1日1粒で90日分。それが4袋あるので、12ヶ月分ということだ。
カプセルは上写真の通り、美しい黄色とすぐにでも噛みたくなるようなフォルムをしたものだ。
ふと好奇心にかられ、カプセルを歯に挟んで噛み砕いてみた。中の液体は魚臭かった。当たり前か。
EPA+DHA含有量は?
1カプセル300mgあたり、
EPA 90mg
DHA 21mg
のようだ。他にも以下の栄養素が含まれているとのこと
つまり、上記の必要摂取量1日2000~2500mgを満たすには当サプリメントを
1日18粒〜22粒
飲む必要ある。つまり4~5日で1袋飲み干す計算となる。
1年分だと、90袋。4袋18セット買うとしても年間36,000円の費用がかかる。
一月なら3000円の計算…あまり経済的でもないな。
実際に飲んでみての感想
計算した通りのペースで今の所飲んでいるが飲み始めたばかりなので、これといって効果を感じてはいない。
たまに口の中の空気が魚臭いと感じる、のは魚のサプリメントを摂取していることを如実に実感させてくれる。(ごく稀で、ほとんど気にならないです)
筋肥大について効果があったと感じたらまたレビューすることにする。
現在は、ケトジェニックダイエットを行っていないため、
糖質ダイエットと筋肥大の両立が可能かどうかという一番の検証したい点を試すことができないのは残念である。再度ダイエットを開始した際にその点を実験してみたいと思う。
EPAは糖質ダイエット中の筋肥大を促すか
あけましておめでとうございます。今年は無事?15kg痩せるという目標を達成したが、今年はバルクアップを目指して邁進するつもりである。ブログも誠意を込めて更新していくので、皆さんの参考になれば幸いである。
さて、新年一発目の記事は、EPA(エイコサペンタエン酸)について取り上げることにする。
エイコサペンタエン酸とは
エイコサペンタエン酸(EPA)とは、青魚に多く含まれる必須脂肪酸で一つで、体内で作成することができない栄養素の一つ。
脂肪酸の中でも特に重要な栄養であり、ω-3脂肪酸の一つとされる。
筋トレで例えるなら、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスのビッグスリーぐらい重要なものである。
詳しい解説は以下に譲るとする。
EPAは糖質ダイエット中でも筋肥大をもたらすか
以前取り上げた、ボディビルダー山本義徳さんの本、「脂肪酸とケトン体」の中で、
EPAはタンパク質合成を促進させるため、ケトジェニックダイエット中でも筋肥大は可能。
と記載があった。これはいわゆる痩せながら筋肉をつけると言った、チートじみたことが実現できるのである。果たしてその真意はどうであろうか。
前回の記事はこちら
karl-body-making.hatenablog.com
筋肥大のメカニズム
筋肥大に大切なのは、インスリンである。インスリンは、筋肉を合成する最強のアナボリックホルモンであり、インスリン無くして筋肥大は難しいと考えられる。
インスリンの機能としては
つまり、血糖値を下げる以外にも、筋肉をつける、脂肪をつける、という二つの側面を持っている。
インスリンの分泌のためには、血糖値の上昇が必要であり、血糖値が上がる要素としては炭水化物の摂取がトリガーとなる。
ケトジェニックダイエットは炭水化物の摂取をかなり制限するものであり、インスリンの分泌はほとんど促されない。しかし・・・
EPAが筋肥大を促す
そのため、痩せる行為と筋肥大の両立は難しいと思われるが、EPAの摂取によってタンパク質合成が促される研究結果が出ており、インスリンが出ていなくても理論上は筋肥大可能だというのだ。
まずはそのリファレンスの論文から当たることにした。
「脂肪酸とケトン体」の17番目のリファレンスで、2013年に発表された
"The effect of eicosapentaenoic and docosahexaenoic acid on protein synthesis and breakdown in murine C2C12 myotubes"
という論文が根拠のようだが、早速全文を読もうとすると
金かかるのかよっ!どうやら全文読むには$41.95かかるようだ。結構強気な値段である。
絶対読み切らないであろう論文を買うのは少し戸惑われるので、要約を読んでみると。
Data revealed that after incubation with EPA protein synthesis was 25% greater (P < 0.05) compared to control cells, with no effect of DHA.
EPA摂取後、タンパク質結合は25%上昇した。DHAでは同じ症状は見られなかった。
Protein breakdown was 22% (P < 0.05) lower, compared to control cells, after incubation with EPA, with no effect of DHA.
また、EPA摂取後、タンパク質分解が22%減少するという結果も見られた。DHAでは同じ症状は見られなかった。
やはりEPAが筋肥大の一因となる結果が出たようだ。だが、実験の要約にはEPAの摂取量の記述がなかったし、山本さんの本にも(当実験での摂取量について)記載はなかった。
EPAをどれだけ摂ればいいのか?
では 1日当たりEPAをどれだけ摂れば効果があるのか。
厚生労働省の目安としては、ω-3全て含めて、1日に1~2g程度と定めている。(下記PDF 12ページ)
山本さんの「脂肪酸とケトン体」では、
”EPAだけでなくDHAにも効果があることを考えると、毎日摂取するサプリメントとして有効な量としては、1日に「EPA+DHA」として2000~2500mgと考えられます”
という記述がある。
EPAの含有量としては、可食部100gあたり
イワシ、1400mg (DHA: 1200mg)
サンマ、800mg (DHA: 1300mg)
サバ、 1200mg (DHA: 1700mg)
なので、だいたい青魚を1日100g食べれば十分な摂取ができるようである。
だが、毎日青魚を食べるのは結構骨が折れる。自炊するのも大変だし、毎日外食するわけにもいかない。
では、サプリメントはどうだろうか。
上のサプリはDHA+EPA含有で、5ヶ月分で898円…安くね!?本当に大丈夫かこれ
早速ポチってみたので届くのが心待ちである
Amazon musicの中から、僕がジムで聞く音楽17選【前編】
皆さんはトレーニング中、イヤホンをつけて音楽は聴くであろうか。
聴く人はどんな曲を聴いているだろうか。
筋トレに集中したいから音楽は聴かない!という人もいるとは思うが、ジムに行くと音楽を聴きながらトレーニングをしている人はかなり多い。当方もジムに行く際は必ず音楽再生機器とイヤホンを持参し、トレーニングに励む。
周りの人は一体どんな曲を聴いているのか非常に気になる。当方は曲調としてテンションが上がる、疾走感に溢れるようなものばかりを聴いている。筋トレで追い込むためにアドレナリン分泌が促進されるような音楽が重要なのである。
当方はいつもアゲアゲ(死語?)な17曲をプレイリストに入れて聴くようにしている。なぜ17曲かというと、トータルの再生時間が(だいたい)1時間だからである。トレーニングは集中して短めにやる派なので、1時間ぴったりで音楽が終わるのが理想だからである。
今回はその17曲を紹介したい。全ての曲がAmazon musicで再生可能なので、Amazon primeの方は是非聴いてみて欲しい。
(左が曲名、右がミュージシャン)
1. Let's Get It Started - The Black Eyed Peas
2. Something Right - Chuck Love
3. American Idiot - Green Day
4. Lose yourself - Eminem
5. Dead - My Chemical Romance
6. キラーボール - ゲスの極み乙女
7. Collapse - Rise Against
8. Sandstorm - Darude
9. You Suck At Love - Simple Plan
10. Pump It - The Black Eyed Peas
11. Womanizer - Britney Spears
12. Trablemaker - Olly Murs
13. Suddnly I See - KT Tunstall
14. Video Killed The Radio Star - Buggles
15. Open Your Eyes
16. It's Complicated
17. Still Waiting
以上17曲である。一曲ずつ紹介をしていこうと思う。
1. Let's Get It Started - The Black Eyed Peas
以前、オバマ大統領がワークアウトの際に聞く音楽として、ニュースで取り上げられていた一曲。
曲のどの部分を聴いてもテンションが上がる出来で、これを聞くと今日も頑張ろうとスイッチが入る。
2. Something Right - Chuck Love
この曲はボーカルがほとんど入っておらず、メロディーが大部分なのだが、流れるような構成とサビのトランペット部分が最高にぶち上げである。アイラブ チャック・ラブ
アーティストのChuck Loveは英語版のwikipediaもないのでかなりマイナーである。当方がこの曲を知ったのは、知人のダンスを見に行った際に流れていた曲で、一瞬で虜にされてしまったのがきっかけである。他の曲も素晴らしいので是非聴いて頂きたい。”Soul Symfony”とか。
全ての曲を通して、ゲームのペルソナ4とかに流れていそうな曲が多い。上品。
3. American Idiot - Green Day
Green Dayの曲の中でトップレベルの知名度を誇るものであろうか。キャッチーなイントロ、軽やかなメロディーから繰り広げられる皮肉な歌詞の織り合わせが痛快である。全体的に高いキーがないので、カラオケで歌いやすいのも特徴。
Don't wanna be an American idiot~♪
4. Lose yourself - Eminem
エミネムで代表曲とも言えるような有名な曲。畳み掛けるようなラップとメロディーが特徴。曲調も好きだが、歌詞の意味を知ってからもっと好きになった曲。野心を抱えたラッパーが大物になることを繰り返し繰り返し胸に誓う内容。将来に不安を抱えつつ強がりなところを感じるところもまたイイ!
5. Dead - My Chemical Romance
無人島に一曲だけ持っていけて、今後一生それしか聞けないと言われたら、迷わずこの曲を選ぶと言っても過言ではない。”死”について、マイケミのドライであっさりとした捉え方がひしひしと伝わってくるメロディーと歌詞である。
最後のトランペットが鳴り響くシーンが一番印象的な曲である。
6. キラーボール - ゲスの極み乙女
今年何かと話題だったゲスの極み乙女の名曲。これも終始テンションが高い曲調だが、時々入る寂しい感じの調和が良い。
ゲスの曲は、途中で一気に曲調が変わって(ほとんど別の曲)、また元に戻る構成が特徴だが、キラーボールは幻想即興曲が挿入される。この点は蛇足感が拭えないがそれでも名曲。
7. Collapse - Rise Against
初っ端から怒涛のようなイントロが筋トレのモチベを上げてくれる。
”From the banks of the ocean and the ice in the hills
To the fight in the desert where progress stands still"
の所がお気に入り。
8. Sandstorm - Darude
いわゆるサイバーミュージック。ボーカルは一切入っていない。ネットで聞いた人も多いかもしれない。上原浩二、ヴァンダレイシウバの入場曲としても有名。
9. You Suck At Love - Simple Plan
いわゆる失恋曲である。しかし、simple planの軽快かつ明るいロックで、失恋のつらみを微塵も感じさせない曲である。歌詞の内容は言ってしまえば負け惜しみで直情かつ直接的な表現が多いが、失恋の感情を全て投げ出すような陽気で元気が出てくる歌である。
10. Pump It - The Black Eyed Peas
Dick Dale & His Deltonesの「Miserlou」をThe Black Eyed Peasがコピーしたもの。
パルプフィクションのテーマ曲でもある。
まさにPump it (派手にぶちかまそうぜ!)でトレーニングを行い、筋肉がPumpするように願いながら、集中できる、押し上げられるような曲である。
そろそろ疲れてきたので 、前編は10曲の紹介で終わることにする。
皆さんもジムでどんな曲を聴いているのか教えてくれたら幸いである。
ボディビルダー山本義徳さんの本を読んでみた②(脂肪酸とケトン体)
前回に引き続き、山本義徳さんの著作を紹介したいと思う。
先日Amazon Kindleで出版されたのは以下の4冊であり
1. 炭水化物のすべて: 山本義徳 業績集1
2. タンパク質とアミノ酸 前編: 山本義徳 業績集2
3. タンパク質とアミノ酸 後編: 山本義徳業績集 3
4. 脂肪酸とケトン体 ~糖質制限ダイエットの科学: 山本義徳 業績集 4
本来ならば順番に読んでいくべきなのだろうが、次は当ブログの趣旨でもある糖質ダイエットを取り上げている4番目の本を読んでみた。
今回も有益かつ衝撃的な内容が盛りだくさんの本だったのだが、特筆すべき点は
糖質制限中に筋肥大(=バルクアップ)は可能かという項目で、まとめると
糖質制限中は糖質を摂らないためインスリンの分泌が少なくなる
→インスリンの機能であるタンパク質合成が少なくなる→筋肥大は難しい
というのが従来の考えだったが
EPA(エイコサペンタエン酸)とEAA(必須アミノ酸)を摂取すれば糖質制限中でもバルクアップは可能
EPAの摂取により、タンパク質合成は25%増加し、タンパク分解は22%低下する。
ロイシンもタンパク質合成(なんと280%!)を促し、さらにEAAが加わることで、さらに60~75%増加する。
脂肪を減らしながら筋肉をつけるというこの世のトレーニー全てが望んでいることを体現できるということなのである。
基本的には”痩せる”ことと”筋肉をつける”ということは同時に実現するのは難しいため、ボディビルダーは増量期と減量期を分けて行なっているわけで、現代の科学はついにその夢を叶えるとことまで来たのかもしれない。
具体的な摂取方法も当著に書かれているので、興味のある方は是非読んでみて頂きたい。他にも”糖質制限のProとCon”の項目が勉強になり、
糖質制限後のリバウンドの大きな原因は”インスリンの分泌能力の低下”と”感受性の低下”
糖質制限によって”耐糖能(ブドウ糖を処理する能力)”が低下し、糖質制限を終了して糖質をたくさん食べると、耐糖能が低下しているので血液中の糖分を処理仕切れず、それが体脂肪に回ってしまう。
糖質制限で減少する体重の多くは、肝臓や筋肉に含まれるグリコーゲンと水なので、それらが回復することで数キロ単位で体重が戻ってしまう。
糖質制限終了後、3日で8キロ太ったということをどこかで聞いたことがあるが(私だった)、そういうメカニズムだったのかと理解できた。
そのインスリンの分泌能力と感受性の低下を防ぐ方法も紹介されているので、必見である。
以上、特筆すべき点を述べたが、私は別に山本さんの本の回し者ではないということを強調しておきたい。Amazon Kindle unlimitedなら30日無料で全文読むことができるので、是非試し読みして頂きたいところである。(amazonの回し者でもない笑)