断捨離とダイエットの根本的な共通点
非常に今更ながら、”人生がときめく片づけの魔法”を読んでみた。もう7年前の本であ理、当時はメディアに多く取り上げられていたが、読む機会に恵まれなかった。
しかし、昨年ダイエットをしてみて、余分な脂肪が除去された時、ふと漫然と部屋の片付けでもしてみようかなと思い立ち、この本を手に取ることになった。
本の内容としては、”ときめかないもの以外は捨てよう”と乱雑だが一言で集約できる。
掃除に大切なのは捨てることであるのは実感していたが、これって捨ててもいいの?という捨てることに対する基準がわからずそのままにしていたものが多かった。
この本はその基準をある程度明確にしてくれるので、そこはタメになる内容だった。
特にその捨ててもいいのかなと思っていたもので言及されていて印象に残ったのは、スーツやジャケットのボタンであり、最初の文で”使うことはありません。捨ててください”とバッサリ切り捨てられていたのは笑った。
他にも、”毎日○○分掃除する”ようなルールを決めて掃除するのはやめたほうがいい。一気に掃除してください。も納得だった。そもそもそんなルールを遵守できるような人は最初から部屋が汚れていないのだ。不精な人ほどタメになる情報が多い印象であった。
この本のおかげか、今では部屋の半分近いものを捨てることができ、先日友人が来た際には、”綺麗になりすぎててキモい”と罵倒と賞賛を得ることができた。”前来た時はゴミ屋敷だったのに・・・”という発言も今では賛辞を助長させる言葉でしかない。
片付けをする中で、ふと断捨離とダイエットは似ていると感じたので、その相関関係をまとめてみることにする。
断捨離とダイエットの相関関係
1. 好循環の形成
人はなぜ太るのか、それは後回しがすべての元凶である。毎日風呂に入る際に自分の体を見て、太ったなぁと思っても痩せるのは面倒だからと後回しにしてしまう。
まぁいっかという積み重ねが脂肪を蓄積させていくのである。最初からレベル100のデブがいないように、日々レベルが上がっていってデブが完成する。
掃除も全く同じである。日々床にものが散乱していき、掃除しなきゃ掃除しなきゃと考えるが本当の危機感がないので部屋が汚れていく。
断捨離もダイエットも、その負のスパイラルを断ち切るべくの行動であり、好循環を生みだすための努力である。
2. 部屋と体型は自分そのもの
部屋が片付くと脳がクリアになる。ものがごちゃごちゃしていると視覚情報が増え、脳に余計な雑念が生まれることになる。
拡張自我という心理学の用語があり、”自分とは、身につけているものや周りのものも含めて自分である。”という意味なのであるが、部屋自体もまさに自分というものを如実に表している。溢れたもの一つ一つは、自分の意思が介在してそこにあるのだから、モノは自分の具現者である。その総和でコーディネートされた部屋という空間も自分そのものと言っていいだろう。
体型に関しても同様のことが言える。体型を形成するものは日々の食べ物である。脂肪が大量についていることは部屋にものが溢れていることと似てはいないだろうか。食べるものも拡張自我が当てはまるのである。
3. 断捨離とダイエットで思考がクリアになり、判断力が向上する
ダイエットすることで運動や食事に気を使い、脂肪が減少していくと、脳がクリアになる。これは実体験でも間違いないと断言できる。体力が向上し、運動不足が解消されると確実に集中力や直感力が高まると感じている。
断捨離も、重要なのは”自分がコントロールできていないものは部屋に置かない”ことである。あれどこやったっけ?と迷ってしまうものは置いてはいけないのだ。むしろ、そう思うものは必要ないと言える。
それらを気をつけて片付けした結果、生活の様々な要素で時間の短縮になり、気分の向上にもつながる。例えば、毎朝、靴下の片割れを探して奔放することがなくなった。
たったそれだけの些細のことだが、それだけでも萎えてしまう。靴下探すの面倒だな→何も考えずにこのまま寝ていたいな→時間ギリギリに家をでる。という負のスパイラルも生み出されてしまう。大げさかもしれないが、人間の心理とはそれほど単純なものだと思う。(少なくともわたしは)
また、ジムに行く際も、ウェアを用意したりするのにも片付いていないとそこで無駄な労力を使ってしまうので、ただでさえジムに行くのに気力が必要なのに、さらに気持ちが重くなってしまう。
片付けはそのようなメンタルコントロールの第一歩であると感じる。
4. 自宅での筋トレを促す
これは相関性というより、片付けして発生したメリットであるが、汚部屋の時は自宅で筋トレすることなど考えられなかった。ただでさえ狭い部屋には床にものが我が物顔ではびこっているので、運動するスペースがなかったのだ。
しかし、床にものがなくなったことで、腹筋ローラーを自宅で行うことができるようになった。
以前は、ジムに行った際、その日のメニューの最後に腹筋を行なっていたが、最後に腹筋がまだあるのかぁと気持ちが切れそうになることが多々あった。しかも、トレーニングで腕が疲労し、腹筋ローラーをする頃には腕がプルプル震え、パフォーマンスが悪かった。
それが家でできるようになり、ジムに行った際に最後に腹筋しなくても良い!と思うようになったのは非常に革命的な、コペルニクス的転換な出来事だった。(これも地味だけど)
腹筋は家でやればいいやと思えるようになり、ジムでしかできないトレーニングに集中でき、気持ちが楽になった。
今では、部屋で腹筋ローラーと自重スクワットが日課となった。暇な時間に気軽にできるので、部屋の片付けのパワーを感じる出来事であった。
腹筋ローラーは家ででき、強度も最高、何より安いので本当にオススメな器具である。全身運動でもあるので、体幹も鍛えられる。
5. 過去への決別
これは1の内容と少しかぶるが、断捨離もダイエットも”過去の自分との決別”という点が根本的な共通点である。自分の欠点、日々のツケを見直し、今までの生活習慣の悪循環を断ち切るための一石である。
部屋が汚れるのも、脂肪が蓄積されるのもどちらも自分そのものを体現しているのならば、それらを改善すれば自分が変わるということと同義である。
部屋を片付けて綺麗になる、脂肪を削ぎ落とす、、どちらも地味な変化かもしれないが、そういった小さいことでも成功体験を積み重ねていくことが自信に繋がっていくのではないだろうか。
まとめ
なんか偉そうなことをつらつら書いていたが、次なる問題はそれを維持できるかである。部屋の綺麗さも体型もリバウンドする可能性が高いのも共通だ。日々気をつけていきたいものである。
部屋だけでなく、オフィスの机も一気に断捨離を行なった。
無尽蔵と思われる書類の束を捨てるのは爽快かつ快感だった。綺麗にしすぎて、机の上に残っているのは、PCモニター、電話、パンチだけになった。
その結果、”お前、会社辞めるんじゃないだろうな”と上司から言われた。やりすぎた。過ぎたるは及ばざるが如しである。。。
掃除に関するエッセーは内田樹氏の以下ブログが興味深いのでご一読あれ。
驚異のマッスル北村飯!マッスルシェイク作ってみた
色々とやばいマッスル北村飯、今回はかの有名?なマッスルシェイクを作ってみた。
マッスルシェイクとは
マッスルシェイクとは、マッスル北村氏が考案した料理であり、非常にシンプルな調理で、手軽にたんぱく質を摂ることができる。
紹介している動画はこちら。(3:20ごろから)
その作り方はシンプルで、冷凍した鳥のささみを水とバニラエッセンス、甘みを加えてミキサーでシェイクするというものだ。これ本当に大丈夫なんですか?
文字にしてたったの2行で終わってしまうほど手軽な料理である。
鳥のささみは、ボディビルダーの代名詞といってもいいくらいの食材であるが、パサパサしているのでいつも食べていると飽きが来てしまう。
そのため、シェイクにすることで飲みやすくなり、たんぱく質もしっかり摂れるので素晴らしい料理である。
早速作ってみることにする。
実際に作ってみた
用意するものは
- 冷凍したささみ
- バニラエッセンス
- 砂糖
- 水
以上である。ミキサーの能力を考慮して、ささみを細かく切って冷凍したものを使う。
それをミキサーに入れ、水、バニラエッセンス、砂糖を加える。どんな味になるか不明すぎるのでバニラエッセンスは多めに入れる。砂糖は減量中なので少なめで。
すみません、この料理もう辞めていいですか?もうなんかおどろおどろしいので辞めたくなる気持ちを抑え、ミキサーにかける。
ミキサーが断末魔のような悲鳴をあげているが、躊躇せず粉砕する。
そして、後続隊のささみを投入。もう一度ミキサーにかける。絵面がやばい。
ミキサーにかけてしっかり粉々にし、ついに完成。
所要時間は3分もかからなかったので、本当にお手軽料理である。3分クッキングでも取り上げられても良いだろう。
色だけは、、、シェイクのようである。
飲んだ感想
普通に美味しかった。一口目は鶏の旨味?があってしょっぱい感じが鼻についたが、飲み進めるとバニラエッセンスの味が勝ってバニラシェイクのごとく完飲することができた。
マッスル北村氏は動画内で、「美味しい!全然鶏のささみだとはわからない」と言っていたが、何も知らない人に提供したら、ささみだとはわからないかもしれない・・・。
注意点としては、しっかりミキサーにかけないと、ささみの塊が残ってしまい、口触りが最悪になってしまうことだ。ミキサーは入念にかけることが重要。
味付けについて今回は砂糖を入れたが、味付きのプロテインを混ぜたらもっと美味しいと感じた。チョコ味やバナナ味のプロテインがおそらくマッチするだろう。チョコシェイクやバナナシェイクも作ることができ、マッスルシェイクのポテンシャルを実感した。
しかし、冷凍したとはいえ、鶏のささみを生で食べるのは大丈夫なのだろうか。。。
ついでに調べてみた。
生の鶏肉のやばさ
生の鶏肉は、カンビロバクターという寄生虫が存在しており、感染すると食中毒を引き起こす。厚生労働省の発表によると鶏肉の感染率は100%。。。低温環境下でより長く生存する。加熱に弱いため、生肉はしっかり火を通すことが注意されている所以である。
症状は下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感など。
潜伏期間は、約1~7日間。あれ、やばくね。
いやしかし、冷凍してあるので菌も生きられないだろうと考えていたが、
冷凍しても完全に死滅することはないようだ。
( Д ) スポポポポポポーン!!! 。 。 。 。 。 。゚ 。 。゚。
知って防ごう カンピロバクター食中毒 カンピロバクターのより詳しい説明(Q&A)|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
今の所、発症している様子はないが、心なしかお腹が重い気がする。。。
潜伏期間はまだまだ長いので、今後どうなるか気になるところである。ブログの更新が止まっていたら、生暖かい目で察して頂けたら幸いである。
まとめ
かのマッスル北村氏が愛飲していたマッスルシェイク。
とても簡単に作れてかつたんぱく質豊富で、思ったよりは普通に飲める。何事も試してみるものである。次はプロテインで味付けして作ってみることにする。普段たんぱく質が足りていないなぁと感じる人は試してみることをオススメする。カンビロは置いておいて。
これを全く躊躇せずに飲み続けていた北村氏にただただ畏敬の念を抱くばかりである。
何事もリスクを取らないと得られるものは大きくないのである。
果たして当方は無事に生還できるのか。乞うご期待。
糖質制限初日の食事紹介と摂取カロリーの重要性
減量初日である。
今回は減量初日の食事を紹介することにする。
炭水化物はCarbohydrateのC、たんぱく質はProteinのP、脂質はFatのFとして表記する。かなりざっくりとした数字で算出しているので、微量の数字はないものとして計算する。
朝食
- おにぎり100g C: 40g, P: 3g, F: 0g
- 納豆1パック C: 8, P: 6, F: 5
- シーチキン1缶 C: 0. P: 11, F:0.1
- オムレツ(卵3個)C:0, P:21, F:18
- サプリはアナバイト、EPA
- プロテイン+豆乳、ココナッツオイル C: 5, P: 25, F: 12
C : P : F = 53g : 66g : 35g
プロテインは今回は豆乳で飲んでいるが、水で飲むときもある。豆乳にも糖質が含まれているが、糖質そのものである米や麦を調節すれば、微々たるものと考えている。
また、イソフラボンは筋肉の合成を促すテストステロンレベルの減少を招くといわれているが、そこもあまり気にしていない。
プロテインと豆乳、ココナッツオイルを混ぜて飲んでいる。
昼食
- 鶏軟骨130g P: 20
- アーモンドナッツ C: 2, P: 5, F: 19
- プロテイン(水)P:20
C : P : F = 2g : 45g : 19g
トレーニング中
- マルトデキストリン20g を水で溶かしたもの C: 20
マルトデキストリンとは、ブドウ糖そのもので、体内でブドウ糖に分解する必要がないので、一瞬で吸収されエネルギーとなる。
トレーニング後
中後合計 C : P : F = 30g : 20g : 0g
夕食
-
牛肉140g P: 20, F: 40
-
生卵1個 P: 7, F:5
- 納豆1 パック C: 8, P: 6, F: 5
- シーチキン1缶 C: 0. P: 11, F:0.1
- オムレツ(卵2個)C:0, P:14, F:12
C : P : F = 8g : 58g : 62g
夜食?
- プロテイン(水)20g
C : P : F = 0g : 20g : 0g
以上、非常にそっけないシンプルな食事を摂った。
1日の合計は
1日のC, P, F合計すると
C: P: F = 93g : 209g : 116g
カロリーを計算すると炭水化物・たんぱく質は1gあたり4キロカロリー、脂質は9キロカロリーなので
1日の摂取カロリー、2252キロカロリー
となる。2500まで足りてない!!初日から目標未達である。結構お腹いっぱい食べたのに。
寝る前にココナッツオイルを飲むことにする。大さじ7杯・・・
今日の食事の振り返り
たんぱく質の摂取量は200g超えとなかなかうまく意識できて摂ることができた。
振り返ってみると、野菜を一切摂っていなかった。まぁアナバイトあるしヘーキヘーキ。明日からは小松菜スムージーを作ることにしよう。あとブロッコリーね。
やはり炭水化物の量が減ると、その分他で補わなければならないので、注意しないと一日の摂取カロリーが減ってしまう。
ちょうど先日、山本義徳さんのツイッターで、糖質制限中のカロリー量について言及があった。
「ローカーボを実践する際もカロリーを意識しなければどんどん筋肉量も落ちてしまうということですか?」という質問に関して以下のように答えていた。
そうです。タンパク質を取っていれば筋肉は落ちないという間違った認識をしている医師などもいるのですが、カロリーが少なければ筋肉は落ちてしまうのです。 https://t.co/qTN9mMVTDt
— Yoshinori Yamamoto (@claymoreberserk) 2017年1月19日
と、やはり摂取カロリーが落ちてしまうと筋肉が分解されてしまうのだ。
今後はたんぱく質、脂質を積極的に摂る必要がある。本当に意識して食べないとついつい量が減ってしまう。これは皆さんも是非体験してほしい。普段の生活でいかにたんぱく質を摂れていないかを実感するであろう。
ダイエットとは、食べないことより、食べることの方が重要だと実感する。
まとめ
さて、2017年減量を開始して記念すべき1日目だが、トレーニングもみっちりでき、食事もうまく摂ることができたので好調のスタートと感じた。
今日の食事を2ヶ月続けるつもりである。糖質制限で最大の敵は、特に食べ物のバリエーションが少なくなってすぐに飽きるということである。
まさに淡白という言葉がぴったりである。たんぱく質が重要なだけに。
しかも、この食事がずっと続くのか。。。と思うと、無性にポテトチップスや甘いものが食べたくなってくる。普段食べないのに・・・。禁じられると破りたくなる、人間とは罪深き、欲深い生き物である。それとも、前回の無茶な減量の思い出がパブロフの犬のように脳裏をかすめたのだろうか。今回はいつから、大食い動画をひたすら見てお腹をごまかす作業に入るのだろうか。
最後に現在の身体の写真を載せておく。(お目汚しなので今回もサイズは小さく、ギャランドゥーくらい剃っておくべきだった。)
現在80kgちょっと。去年減量が終了してから3ヶ月経過し、10kgほど増えているので(3ヶ月で10kg太るって普通に考えてやばいな)以前よりはある程度厚みは増していると思うが、果たしてどれほど筋肉を残せられるか。
2ヶ月後にバキバキになることを願って、今回も減量に励む所存である。
圧倒的祝福のために減量開始と9つのルール
明日から絞ります。
昨日、戦略的リバウンドという記事を書いた翌日にこのタイトルはどうかと思うが、今日ひょんなことで減量を開始せねばということがあった。
当方が尊敬する会社の先輩同士(社内婚)が今年3月にご結婚されるということで、今日なぜ結婚式に呼んでくれないのか糾弾していたところ、会社のみんなは二次会で呼ぶから・・・ということだった。さらに、二次会の全権を当方に押し付け譲渡してくださるということで、二次会を煮るなり焼くなり欲しいままにできるということになった。
では、何をやるか。それは一旦秘密にするとして、少なくとも身体を仕上げる必要がある出し物である。
結婚式は3月末で、あと2ヶ月ある。体脂肪を一桁まで絞るには、一刻も早く行う必要がある。
というわけで、明日から減量をスタートすることにする。
今回行う減量方法はローカーボ(低糖質)ダイエットとする。
当ブログで取り上げているケトジェニックダイエットとの違いは何かというと、どちらも炭水化物ダイエットであるが、炭水化物の摂取量の違いである。
ローカーボ 1日100~120g
ケトジェニック 1日20~60g
ローカーボの摂取量定義は人によってまちまちだと思うが、ケトジェニックは極端に糖質をカットするやり方である。
ローカーボは緩やかに痩せていくが、ケトジェニックは覿面に体重が落ちていく。
しかし、常に低血糖でいるため、インスリン分泌量が減ってしまい筋肉が大きくならない、かつ栄養を意識して量を摂らないと身体は筋肉を溶かしてエネルギーにしてしまう。上手くやらないとゴリゴリ筋肉も落ちていってしまうのだ。
東方が去年ケトジェニックを3ヶ月近く行い18kg落としたが、やはり筋肉も削られてしまって、ペラペラな身体になってしまった。さらに、糖質の極端なカットによって減量中はめまいがとても多かった。痩せるためにクオリティオブライフや仕事のパフォーマンスを下げてしまうのは本末転倒である。やはり糖質は大事なのだ。
そのため、今年は糖質は適量を摂りつつ、筋肉を残しつつ、脂肪をそぎ落とすという計画を立てていたのだが、まさかこんなに早く減量に入るとは思わなかった。
細かいルールは以下の通り
- 一日100g〜120gの糖質を摂取。GI値が低いもの
- 糖質を摂るタイミングは朝とトレーニング中、後のみ
- 不飽和脂肪酸はとりまくる。油を飲む勢いで
- 飽和脂肪酸は摂りすぎないようにする。
- サプリメントは亜鉛、EPA、アナバイト
- 一日の摂取カロリーは2500キロカロリー以上。タンパク質は体重の2倍g以上摂る(160g)
- 砂糖、果物は食べない
- 有酸素はやらない。ウェイトトレーニングのみ。
- チートデーは体重推移見て適宜取り入れる
一つ一つ解説していく
1. 一日100g〜120gの糖質を摂取。GI値が低いもの
この量をローカーボの定義とする。ケトジェニックが痩せるメカニズムとして、1日20~60g程度の炭水化物摂取を続けていると、身体がエネルギーを炭水化物からではなく、脂質・たんぱく質からエネルギーを優先的に取り出す状態(人間が本来持っていて、今は薄れてしまっている機能)=ケトーシスになるからである。
こうなればしめたもので、マリオのスター状態のようになるのだが、糖質を常習的に摂るようになると解除されてしまう。
60g以上摂ってケトーシスに突入できるか不明であるが、筋肉を維持しつつ、ケトーシス状態に持っていけるのが120gが限界なのではという考えである。
2. 糖質を摂るタイミングは朝とトレーニング中、後のみ
糖質は太る原因であるのは紛れもない事実なのであるが、同じ量でも摂取するタイミングによって脂肪が蓄積される率は変わる。夜にたくさん糖質を摂ることで脂肪に蓄積されやすくなるため、朝に軽く摂ることにする。
トレーニング中に糖質を摂る理由としては、即効性のエネルギーである糖質を摂ることでトレーニングのパフォーマンスを落とさない、最後まで追い込んで消費エネルギーをしっかり確保するためである。
また、トレーニングによって破壊された筋肉のタンパク質合成は、トレーニング直後に糖質を摂ることによって促進される。
常に効率的なタイミングで糖質を摂れば、筋肉を維持しつつ、あわよくば肥大も狙えるのではないだろうかという試みである。
3. 不飽和脂肪酸はとりまくる。油を飲む勢いで
不飽和脂肪酸は身体に蓄積しづらい脂質であり、健康にも良い効果を与える。
ナッツ、ココナッツオイル、オリーブオイル、マヨネーズ等に多く含まれている。
これらを積極的に摂ることで、脂質を優先的にエネルギーに変換するよう身体に覚えさせるのである。かのマッスル北村さんは、オリーブオイルを飲んでいたようである。恐ろしや。
4. 飽和脂肪酸は摂りすぎないようにする。
飽和脂肪酸は、動物性脂質であり、肉の脂身やバターなどである。
飽和脂肪酸は糖質と同時に摂取すると、両者が結合しあって脂肪に変換されてしまうので、食べるときはタイミングに気をつける。しかし、糖質ダイエットは、脂質を積極的に摂っていかないと、摂取カロリーが一気に少なくなり、筋肉が落ちてしまうので脂質はガツガツ食べていく。
亜鉛はインスリン分泌の機能を高める。摂取量は1日30mg
EPAは山本義徳氏曰く、タンパク質合成を22%促進させるため、摂り続ければケトジェニック中でも筋肥大が可能、、、とのこと。にわかに信じがたいがその効果に期待して毎日とる。1日2000~2500mg
アナバイトの効果は言わずもがなである。マルチビタミン用。別記事で取り上げているので、紹介はその記事で(宣伝)
karl-body-making.hatenablog.com
6. 一日の摂取カロリーは2500キロカロリー以上。タンパク質は体重の2倍g以上摂る(160g)
自分の基礎代謝から算出して、1日2500キロカロリーは必ずとる。そうしないと前述の通り筋肉がエネルギーとして使われてしまう。タンパク質を大量に摂るのも筋肉を溶かさせないようにするためである。
2500キロカロリー以上の摂取についてはあまり気にせず食べることにする。
2500キロカロリー以上を糖質制限して摂取するのは結構辛い。
そもそも糖質の量が一番の問題であって、極端な話、1日5000キロカロリーとっても糖質を一切食べなかったらメカニズム上、必ず痩せていくはずである。カロリー量ではなく、吸収・変換の問題なのである。いつかそんな実験もやってみたい。糖質制限+毎日5000キロカロリー30日生活!!
7. 砂糖、果物は食べない
果糖は脂肪生成に直結するので。以上
果物はそもそもあまり好きではないのもある。食べてもバナナくらい。
8. 有酸素はやらない。ウェイトトレーニングのみ。
有酸素は純粋につらいし続かないのでやらない。前回の減量でトラウマになっているのもある。有酸素は体重を落とすが、筋肉も落とすので今回は不要とする。
糖質ダイエットでは、いかに筋肉がエネルギーとして使われないようにするかが最上の命題であるので、ウェイトトレーニングを行うことで、
筋肉壊されてる=やばい維持しなきゃ!
と身体に刷り込ませるのが重要なのである。
9. チートデーは体重推移見て適宜取り入れる
体重が落ちなくなる停滞が見られるようになったら適宜取り入れていく。
モチベーションを保つためにも重要。これはケースバイケースで。
以上、9つの原則を元に2017年の減量を開始したいと思う。
目標は2ヶ月で-10kg。
現在80.3kgなので70.3kgまで落とすこととする。
前回は2ヶ月で-14kgだったが、今回は糖質も食べるというダイエットなので果たしてどうなるか。
僕が祝福のために10kg痩せたらあの二人はどんな顔するだろう。乞うご期待。
人生の肉観が変わるお店の紹介とおまけの経過報告
昨年8月からケトジェニックダイエットを行い、10月23日までの3ヶ月近くで18kgの減量に成功したが、現在の体重はどうなっているか報告したい。
現在の体重は80.9kg、、、つまり減量終了から10kg増である。
リバウンドしてるじゃねーか!!という意見はさておき、これは戦略的リバウンドということをみなさんにお知らせしたい。
人体のメカニズム上、痩せること筋肉を増やすことは至難の技であり、筋肉を増やすためには多少の増量はやむなきなのである。なので10kgほどのリバウンドは覚悟の上だということを承知いただきたい。
現在は筋肉をガンガンつけて、三月ごろからまた15kgほど絞る予定である。
かっこいいカラダになるためには、醜いカラダでいることが不可欠なのだ。
また減量期に入ったらその経過を報告したい。言い訳終わり!
本日は、人生における肉観が変わるお店にいってきた。
麻布十番にある、”旬熟成”というお店だ。
単刀直入にいうと、この店のお肉は、途轍もなく美味しい。
噛んだ時の食感、鼻を抜ける風味、絶妙な味とすべてにおいてパーフェクトである。
一切れだいたい500円以上するので、気軽にいける店ではないが、本当においしいお肉を食べたいならば、圧倒的推奨である。お酒もビール、ワインの種類が豊富で、メニューを見るだけでも話が進む。
勝負デート、記念日、合コンにおすすめである。
今日は4人で行ったのだが、その中には当ブログのタイトルに登場している方もいた。
その子が美味しいと食べている姿を見ることができただけで、高い金額を払った事実など露の程も痛く感じない。
ケトジェニックダイエット中にも来れるので素晴らしいお店なので、みなさんも減量しているけど、今日は勝負したい!!!という時はぜひオススメする。
帰り際に、ブログで取り上げるためのオチを彼女に求めたが、特に何もなかった。
「なんかいいコメントちょうだい!ちょうだい!」
日常生活を記事にする際にオチを求めてしまうのも困った性になってしまったものである。
ただの美味しいお店紹介のグルメ記事になってしまったところで、締めくくるとする
貧富と体型の相関性。あとモナーコインの将来性。
貧しい人に肥満体型が多いと聞いたことはないだろうか。歴史的には太っていることは豊かさのシンボルであったが、飽食の現代社会において、肥満は貧しさの象徴になりつつある。
もちろん、お金持ちにもいくらでも太った人はいるが、統計的には貧富が体型に関係してくるのだ。今回はその話題についてデータを見ながら見ていくことにする。
本当に貧富が体型に相関性があるのか?
最初に見ていきたいのは、2014年に厚生労働省による”国民健康・栄養調査結果の概要”という調査で、特に注目したいのは、所得と生活習慣等、食生活に関する状況である。
国民健康・栄養調査結果の概要
結論から言うと、やはり貧富と体型に関連性があると言える。
世帯年収との関連性
まずは年収と体型について見てみると、
上の画像、項目7の体型について、
(男性)
世帯年収200万円以下 38.8%
世帯年収200~600万以下 27.7%
世帯年収600万以上 25.6%
(女性)
世帯年収200万円以下 26.9%
世帯年収200~600万以下 20.4%
世帯年収600万以上 22.3%
と書かれている通り、女性の世帯年収600万以上以外は、世帯年収が上がるにつれ、肥満率が減っているのがわかる。
摂取エネルギーの割合
では、世帯年収ごとの摂取エネルギーの割合についてはどうであろうか。
ここで言う摂取エネルギーとは、三大栄養の炭水化物、たんぱく質、脂質をメインに見ていくと、
上記画像から、摂取量の割合を並べていくと
炭水化物
(男性)
世帯年収200万円以下 60.8%
世帯年収200~600万以下 59.8%
世帯年収600万以上 58.5%
(女性)
世帯年収200万円以下 58.2%
世帯年収200~600万以下 56.8%
世帯年収600万以上 56.1%
(男性)
世帯年収200万円以下 14.1%
世帯年収200~600万以下 14.4%
世帯年収600万以上 14.6%
(女性)
世帯年収200万円以下 14.6%
世帯年収200~600万以下 15.1%
世帯年収600万以上 15.1%
脂質
(男性)
世帯年収200万円以下 25.1%
世帯年収200~600万以下 25.9%
世帯年収600万以上 26.9%
(女性)
世帯年収200万円以下 27.2%
世帯年収200~600万以下 28.1%
世帯年収600万以上 28.7%
上記の結果から、
世帯年収が上がると、炭水化物の摂取量が減り、たんぱく質・脂質の摂取量が増える。
という結論となる。割合的には微々たるものだが、男女ともにこの法則が当てはまるのは有意性があると断言できるだろう。
なぜ貧富が体型につながるのか
では、なぜ貧しいと肥満体型が多くなってしまうのか、それは世帯年収が低くなるにつれ炭水化物エネルギーの割合が高くなることと同じで、
炭水化物は肉や魚、野菜と比べて、価格が安いのである。
しかも、腹持ちがよく、簡単にお腹がいっぱいになれるのが理由だと考えられる。
外食に行くとご飯おかわり自由の店が多いように、炭水化物は安いのである。
当方も糖質を一切カットするケトジェニックダイエットを行っていた際、エンゲル係数の増加に驚かされた。
たんぱく質や脂質(不飽和脂肪酸)は炭水化物に比べるとずっと高いのである。スーパーのどのお肉(200gくらい)も、惣菜コーナーの弁当より高い。やはりお金がなければ簡単にお腹を満たせる炭水化物を選ぶのも当然とも言える。
つまり、太る原因は何と言っても炭水化物であるとわかる。安価に手に入り、幸福度が強い炭水化物が、貧富と体型の相関性を確固たるものとしていると言っていいだろう。
モナーコインの将来性とは
さて、タイトルにモナーコインとあり、疑問を浮かべた人もいるかもしれないが、たまにはダイエット以外の話もしてみよう。むしろこっちが本題
上の方で貧富と体型の相関性について述べたが、お金がなくなるとどうしても栄養よりも安易さを求めてしまうため、体型が崩れてしまうことが多い。
お金がないのに日々の食事よりプロテインやサプリを買う人はいないのである。
当方もしがない会社員であるため、このままでは貧困化によって、体型の維持も難しくなってしまうかもしれない。
では裕福になるにはどうすればいいのか。給料がいいところに転職?副業を始める?企業する?といった様々な方法が考えられるが、ネットで色々と情報物色していたら、ローリスクで簡単に始められるものを見つけた。
それこそが、タイトルに書いたモナーコインである。
Monacoin(モナーコイン)とは、日本の巨大掲示板サイト2ちゃんねるのソフトウェア板で、Mr.Watanabe(わたなべ氏、2chpool ◆bzJIFpVqts)によって開発されている日本初の暗号通貨である。
(wikipediaより引用)
ビットコインという言葉を知っている方も多いと思うが、モナーコインもそれと同じ、日本初の仮想通貨の一つである。
仮想通貨の特徴としては、
・中央銀行のような貨幣発行箇所はない
・利用者全員が管理者となって不正利用等の改ざんは不可能
・第三者機関を必要としない直接取引の実現
・手数料の低コスト化
といった様々な特徴・従来の通貨にはないメリットを持つ。
さらにビットコイン自体は米国を先駆けとして様々な店で使えるようになり、流通量が高まっていくと、それ自体に金銭的な価値が生まれ、投機の対象となったのである。
ビットコインが世に誕生した2009年ごろ、
1 bitcoin=1円だったのが、昨年1 bitcoin=15万円をマークしたのだ。
なんと価値が15万倍!開発当時に1000円買っていても、1億5千万円である。。。
2009年、ビットコインが世に出て間もない頃、面白半分で数千円買ったが、何年か経って買った事実すら忘れていた人が、最近になって価値を確認したら数千万円になっていて、家を買ったというニュースすらある。
つまり、何を言いたいかというと、モナーコインもいずれはその道を歩むのではないだろうかということだ。
2014年にリリースされて、現在の価値は1 monacoin = 3円である。
もしビットコインと同じ運命をたどるならば、5万倍の価値となり、今1000円買ったとしても5000万円と化けるのである。
ほぼ、ノーリスクハイリターンといってもいいだろう。
もしモナーコインの価値が暴落しても、1万円くらいならば失ってもリスクとも言えないし、利用者全員が仮想通貨の管理者となるP2P技術によって一度流通した仮想通貨は、たとえ開発者であってもサービスを停止することはできない。暴落したとしても、モナーコインの流通性が高くなっていれば、モナーコイン建で買い物などができるのである。
なので、少額ならば買っても損はしないし、1 monacoin=3円という安さを考慮したら、買うのは今しかないのである。今後、日本で仮想通貨が流行ることによって、モナーコインが5万倍とは行かないまでも、100倍くらいになる可能性は十分にある。
堀江貴文氏は以下のインタビューでモナーコインについて言及しており、要約すると
日本で仮想通貨を流行らせるには、仮想通貨によって儲かった長者を作る必要があり、ビットコインは今から参入するのはもう遅い。
日本初の仮想通貨モナーコインによってモナーコイン長者が出てきてもおかしくない。
流行るには、1%の先駆けする人が必要。モナーコインによって儲かる人が出てきたら、残り99%は群がってくる。
やはり、今しかない!
モナーコインを買ってみた
まずはZaifというオンラインウォレットを利用し、モナーコインを買うことにした。
Zaifのアカウントを作成し、クレジットカードを使ってコインを買うことができる。手続きは非常にシンプルで、容易である。
ZaifではBitcoinとモナーコインの互換性もあるようだ。ふむふむ面白い。
1モナーコイン=3.2くらいか。さて買ってみよう。。。
とりあえず20万円分買ってみた。
もし、ビットコインと同じ道を辿れば、20万円 x 5万=100億円
夢は広がるばかりである。何をやっているのだろう。私は。
まとめ
というように、当方のようなリスクヘッジが出来ない人バカは置いておいて、仮想通貨の可能性は今後未知数であり、かつ無限大である。近い将来、現金はほとんど駆逐されるかもしれない。その進化に期待が大きい分野である。
今モナーコインは非常に買いやすい価格であるし、1000〜5000円くらいなら買っても損にはならないだろう。むしろ、その将来性から、宝くじを買うより断然期待値が大きいのである。
(仮想通貨はフィンテックに分類され、以下の書類が網羅的で詳しい)
ダイエッターも必読!ボディビルハンドブックを読んだ感想
皆さんはボディビルダーにどのようなイメージを持っているだろうか。
とてつもなくムキムキ、行きすぎて気持ちが悪いという感想が一般的かもしれない。
しかし、ボディビルダーの凄さは、筋肉をつけることももちろんそうだが、体重のコントロールを自由自在にできることも挙げられる。
筋肉を残しつつ、脂肪のみをそぎ落としていく。
つまりボディビルダーはダイエットのプロなのだ。
そのため、ボディビルダーの食生活、トレーニングを学ぶことはダイエッターにとっても非常に有益であり、参考にできることばかりである。
今回、そのボディビルでバイブルとも言える本を読んでみたので取り上げることにする。
必読の書、ボディビルハンドブック
以下のボディビルハンドブックはクリス・アセートというアメリカのボディビルダーが書いており、
- トレーニング
- 食事法
- 減量
- コンテストの準備
の4つの章で構成されている。
この筋肉の肥大の為にはこういった種目のトレーニングが効果的〜といった具体的な内容はほとんどなく、この本に書かれているのは、筋肥大のメカニズム、増量・減量時の食事量・方法、コンテスト前の準備(水抜き、カーボローディング等)について書かれいてる。
挿絵や写真はあるが、図解のようなものはほとんどなく、文字がびっしりなので若干お堅い内容になっている。
この本が刊行されたのは2001年と少し古いが、ボディビル、ダイエットに重要なことは全て網羅されていると言っても過言ではない。
タイトルがボディビルダーしか買ってはいけなそうなひどく専門的なように見えるが、実際にはダイエッターにも参考にできる情報が盛りだくさんである。
もし、フィットネスをこれから始めよう!と思っているが、全く知識がないという人がいれば、この本は基本的なことが全て網羅されているので、これだけ読めばいい。
それほど網羅的で、ボディメイキングの本質を記した本なのである。
(ただ、専門的な用語が多いので、最初はとっつき難いかもしれない)
この本で特に参考になった点は減量の章であった。
ボディビルハンドブック、減量の要約
- 食べ過ぎは太る一番の近道。筋肉の材料として食事を食べ過ぎることは、無駄な脂肪の蓄積につながる。筋発達に必要なだけ食べること
- 炭水化物は摂り過ぎると即、脂肪の蓄積につながる。
- 豆類のような可溶性繊維を積極的に摂ること。繊維はインスリン分泌を緩やかにするよう作用する。
- 脂肪の多い食事を取らないことが摂取カロリーを減らす最も簡単な方法
- 痩せるには有酸素運動よりも、ウェイトトレーニングの方が効率的。筋肉量が増えればカロリーの分配効果が高まる。
- 1日の食事を小分けにして食べ、インスリンの分泌をコントロールする。食事が1日2回で毎回たくさん食べるような生活ではインスリンの大量分泌によって脂肪の蓄積が促される。
ダイエットの全ての基本は
減量の基本は、低炭水化物、高たんぱく質。
その理由としては、インスリンとグルカゴンが深く関係しており、
インスリン
血糖値を下げる作用を持つ。主に炭水化物を摂って、血糖値が上がった際、分泌される。
体脂肪の合成を促進する作用がある。
グルカゴン
血糖値を上げる作用を持つ。空腹時や運動中などの血糖値が下がった際、分泌される。
体脂肪の分解を促進する作用がある。
炭水化物のみからなる食事は、多量のインスリンを分泌させrが、この時グルカゴンは分泌されていない。これは脂肪の蓄積を強く促す。
なので、炭水化物の量をやや減らして、たんぱく質を多めに摂り、バランスの良い食事をすることでインスリンと同時にグルカゴンも分泌され、脂肪を燃焼することができる。
つまり、インスリンをうまくコントロールして、たんぱく質を多めに摂れば痩せていくということである。グルカゴンは脂肪だけでなく、筋肉も分解する作用もあり、たんぱく質の摂取量が少ないと、体は筋肉を分解して栄養として取り込んでしまうので、多くのたんぱく質の摂取が重要。
ではその摂取量としては、
炭水化物
各食事の炭水化物量を25%減らす。さらに減らしても良いが、最低でも総カロリーの20~30%は摂るようにする。
一日2000キロカロリー摂取するならば、炭水化物は400~600キロカロリーになる。
グラムにすると100~150g。白米お茶碗2~3杯分くらいである。
体重の掛ける2gほど摂る。体重80kgならば1日に160gのたんぱく質を摂ることになる。
プロテインだと大体8杯分になる。(体重が重いと結構大変)
脂肪も痩せるのには大事
脂肪を燃やすには、脂肪をいくらかは摂ることが必要。もし、脂肪をほとんど摂らずにハイカロリーであったとしても、体は取った分の炭水化物をせっせと脂肪として蓄えるようにする。
しかし、食事から脂肪をいくらか摂れば、血中に脂肪が漂い、体が察知する。必要があれば、その脂肪のうちの幾らかは使われ、使われなかった炭水化物はグリコーゲンとして筋肉内に蓄えられる。
さらに、脂肪にはインスリンの分泌を緩やかにする効果がある。
有酸素よりもウェイトトレーニング
ダイエットには、ジョギングやウォーキングといった有酸素運動よりも、ウェイトトレーニングの方が効果的。
ウェイトトレーニングを行う減量のメリットとしては
- カロリー分配効果の向上。筋肉が多いと、カロリーが脂肪よりも筋肉に行きやすい体になる。(インスリン受容体の能力向上)
- 交感神経系を刺激する。交感神経系は、体内での熱発生に関わり、筋肉量が多い人の方が熱発生が高い傾向にある。トレーニングを行うとその後2~3日に渡って脂肪が燃えやすい状態になる。有酸素にはこれがない。。。等々
有酸素運動は、脂肪を減らすことができるが、体型を変えることはできず、元の体が一回り小さくなるだけ。ウェイトトレーニングならば、筋肉をつけ、脂肪を減らして体型を変えることができる。
まとめ
上記、つらつらと要点をまとめたが、乱雑に言ってしまうと、
- ダイエットの基本は低炭水化物、高たんぱく質。脂肪もちゃんと摂る
- 有酸素よりウェイトトレーニングの方が痩せるのに効果的
である。
以上、ボディビルハンドブックの減量の項目について記載してきたが、重要な点はまだまだ多くある! 気力がもたない。
筋肥大のメカニズムは筋肉を様々なタイプに分けて科学的に説明しており興味深いし、多種多様なサプリメントが紹介されていて、タメになる情報が満載である。
名前にボディビルとついているので、一般の方からはそれだけで読まれなさそうなのが、惜しい点であるが、ぜひ万人に読んでもらいたい本である。
最後に、この本で一番印象に残った言葉を載せて締めくくりとする。
ほんとその通りですよ。 マッチョになりたくない!と言う方もおられますが、男女問わず、生活の全てを捧げる覚悟でないとムキムキにはなりませんので、思う存分トレーニングしても大丈夫です。
アイスダイエットがダイエットに向かない2つの理由
巷には様々なダイエット方法がある。
当ブログが取り上げている糖質ダイエットや、低脂質ダイエット、バナナダイエット、納豆ダイエットといった方法が溢れている。
当方もそういった情報に関してはアンテナを張っているのだが、最近知ったダイエット法として、アイスクリームダイエットというものがあるらしい。
その記事はこちら
結論から言うと、トンデモ理論なのでハッキリ言って実践しないほうが良い。
まずはその内容から見ていこう
アイスクリームダイエットとは?
朝の食事の置き換えにアイスクリームを食べてダイエットをすること。
Tips
- 人間が健康でいられる為には、脂肪も必要な栄養素。健康体であれば、1日55gの脂肪分の摂取をするのが理想的。
- ダイエットで脂肪をカットしてしまうと、不足している脂肪分を他の食品などから取り込もうとする為に、結果的に脂肪を溜めこんでしまい燃焼されにくくなってしまう。
- 冷たいアイスクリームを食べることは体が冷えますが、元の体温に戻そうと代謝がよくなる。
- アイスクリームは、食べた後の血糖値の上昇が緩やかな食品。
注意点
乳脂肪分が12%以上の物が特におすすめ。
1回の摂取量は、80~120ml
もうツッコミどころが多すぎて気力が失われてつつありますが、書いていきます。
アイスクリームダイエットはなぜダメなのか
アイスクリームダイエットがダメな理由は2点あり、
アイスの成分は脂肪細胞の生成を促す
まず、アイスクリームを食べることで問題なのは、多くの糖質と脂肪(飽和脂肪酸)を同時に摂ってしまうこと。
ブドウ糖が大量に存在すると、解糖系におけるグリセロール3リン酸が遊離脂肪酸と結合し、体脂肪が合成される。脂肪も大量に存在すると、遊離脂肪酸も増えるので、それだけ体脂肪が増えやすい・・・あ、読むのやめないで。
簡単にいうと、糖質と脂肪を一緒に摂ると体脂肪になりやすいということである。
もちろんオーバーカロリーや、インスリンの大量分泌など体脂肪生成には多くの要因があるが、上記の同時摂取も一つの要因である。
ここでいう脂肪とは、飽和脂肪酸(動物性脂肪)のことであり、乳製品であるアイスクリームは飽和脂肪酸が多く含まれている。
不飽和脂肪酸は身体を通過するので、糖質と一緒に摂っても問題ない。
オリーブオイル、魚、ナッツなどに不飽和脂肪酸は豊富である。
砂糖にいいことはほとんどない
さらにアイスクリームの問題点としては砂糖が多い。
人間は冷たいものの味は判別しにくいので、甘みを感じるために多くの砂糖が入っている。
砂糖は摂取後の血糖値を急上昇させ、インスリンの大量分泌が必要になる。
インスリンの持つ効果は当ブログで再三述べてきたように、筋肉と脂肪の合成である。
筋肥大を狙っている場合は効果的だが、ダイエットには適していない。
また、砂糖の持つ恐ろしさはとてつもない。
砂糖はインスリンを急上昇させ、脂肪細胞の生成を促すとともに、タンパク質と結びついて糖化を引き起こす。
糖化とは、身体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてタンパク質が変性、劣化してAGEs(糖化最終生成物)という名の老化物質を生成する反応をいいます。この老化物質AGEsは分解されにくく、そのAGEsの蓄積は肌や髪、骨など全身の老化を進行させ、さらに体調不良や様々な病気(糖尿病、高血圧、がん等々)の温床にもなります。
(引用元 アンチエイジングと密接な関係がある"糖化"のメカニズムと"抗糖化" | 抗糖化コラム | リバーシティクリニック東京 東京都中央区佃・月島)
タンパク質と糖が結びついて、最終的にAGEsという物質を生成してしまうのが問題なのである。
つまり、糖質をたくさん摂りすぎると、糖化が起きやすく老けやすいということ。
糖化は血糖値の急激な乱高下によっても促進されるので、インスリンを急上昇させる高GIの砂糖は、なおさら糖化を進めてしまう。
(けれど、アイスクリームのGI値は意外にも65!。。。砂糖は100超えなのに。。。砂糖が入っているので高GIだと思うのですが。誰かご存知の方はご教示ください。)
ハッキリいって砂糖のいいところはほとんどないのである。強いて言えば砂糖を摂るとセロトニンという幸福物質が出て一瞬満足感を得られるくらいか。だが、依存症も強いのでデメリットの方が大きい。
まとめ
以上、アイスクリームダイエットがなぜ有効でないのかを述べた。
結局、今までのツケで脂肪を溜めてきているのだから、楽して痩せる方法はないのだ。
借金して、それを何の苦もなくチャラにしてくれと言っているようなものだ。
行きは天国、帰りは地獄を肝に命じて体重のコントロールを頑張ろうと思った次第である。
しかし、このアイスクリームダイエットについて書いていると、アイスクリームが食べたくなってしまった。
アイスクリームを食べないと、この記事は書けないよねという意味不明な大義名分を元にスーパーカップを買ってきた。美味しかった。
(今ってこんなビニールついてんだね。昔はなかったのに。)
美味しいものは全て炭水化物でできている。。。糖質ダイエットを行って身に沁みた至言である。しかし糖質は太る原因なので、本当にこの世はよくできたシステムと感じた。
君はついてこれるか、驚異のマッスル北村飯
皆さんはマッスル北村というボディビルダーをご存知だろうか。
尊敬する人は誰か?と聞かれたら、真っ先に私は彼の名前を口にするだろう。
マッスル北村氏を簡単に説明すると、
マッスル北村(マッスルきたむら、1960年10月6日 - 2000年8月3日)は、ボディビルダー、タレント。本名、北村克己(きたむら かつみ)。
東京学芸大学附属大泉小学校卒業、東京学芸大学附属大泉中学校卒業、東京学芸大学教育学部附属高等学校卒業、東京大学理科II類中退、東京医科歯科大学医学部中退。
(wikipediaから引用)
まず、その経歴がすごすぎる。東大中退、再受験して入った東京医科歯科大学の医学部中退・・・その中退した理由としては、ボディビルに集中したいからということからだった。
身長は173cmで、体重は110~120kg
1990年代の日本(アジアでも)で最大級のバルクを持っていたであろう。
本当に残念ながら、すでに亡くなられている。その死因としても、コンテスト前の想像を絶する減量による、餓死である。(その際体脂肪2~3%だったと言われる)
この17年前とはいえ、この先進国の現代で大の大人が餓死すると言うのは俄かに信じられないが、ボディビルのために食べる本能を精神が打ち勝った人である。
マッスル北村氏については今後別記事でゆっくり取り上げることにする。
今回の記事は、彼が実際に作っていた料理を再現して、試してみるというものだ。
マッスル北村飯とは?
マッスル北村氏は、4本のビデオを残しており、その中では日々どんなものを食べているかを説明している。
その料理は一般人のものから遥かにかけ離れており、ツッコミどころが多すぎて面白いが、筋肉を育てるという観点から非常に勉強になる。
今回再現してみる料理は、一番調理難易度の低そうな「小松菜スムージー」(私が勝手に名前をつけた)である。
動画の2分17秒ごろから紹介
〜要約〜
ボディビルダーは日頃からお肉やご飯ばかり食べていて、野菜が入る隙間がなくなってしまう。そのため野菜不足になりがちなので、小松菜をミキサーにかけて飲んでいる
ビタミンのサプリは摂っているが、何と言っても自然のものが一番。
小松菜スムージーを作ってみた
用意するもの
小松菜
塩
氷
これだけで作れるお手軽料理である。
早速作ってみようとしたが、決定的なことに気がついた。
ミキサーがなかった。。。
開始1秒で断念しかけたが、すぐさま家電量販店に走り、購入してきた。
これで作ることができる!
そして、材料も近くのスーパーで簡単に揃った。
いざ調理開始!!
まずは小松菜をざく切りにし
ミキサーに詰める!
量が多すぎるように見えるが、ミキサーの粉砕力に期待してこのまま進めることにする。
トマトジュース投入!
なんかグロい
飲みやすいように塩を入れて
ミキサーの熱によってビタミンが粉砕されないように氷を少し入れる
そしてスイッチオン!
そしてできたのが
うわぁ
見た目はまさに青汁。
飲んでみた感想だが、普通に美味しい。トマトの味がメインで、そこに小松菜の苦味を感じる。
トマトジュースが好きな人は特に苦もなく飲めるのではないだろうか。
ナチュラルのプロテインを混ぜたらタンパク質も摂れていいかもしれない。
あと、氷が多かったのか、一気に飲もうとすると喉が痛くて地味に飲みにくかった。
そこまで多く入れたつもりはなかったが、次は氷は少なめにする。
小松菜の成分は?
今回このスムージーを作ってみて、初めて知ったのが小松菜の栄養価の高さであった。
ほうれん草の下位互換だと思っていたが、(小松菜ごめん)野菜の中でもトップレベルのカルシウム、鉄分の多さを誇り、ほうれん草に負けず劣らずの素晴らしい野菜だと知った。
ほうれん草はプリン体が多く、痛風が懸念されるが、小松菜のプリン体はほうれん草の5分の1のようなので、痛風が怖い方は断然小松菜の方がよいだろう。
リファレンス
野菜のプリン体(ブロッコリー・ほうれん草など)【211品目掲載】
今回の小松菜スムージーはトマトの成分も同時に摂ることができるので、ボディメイキングだけでなく、日々健康に過ごすためにも非常に効果的である。
以上、マッスル北村飯の一つを紹介したが、これはまだ普通の食事だと思われるのではないだろうか。しかし、これはまだ序の口で、氏は想像を絶する食事をたくさん行ってきているのである。2017年、当ブログでそれらを全て実際に作って紹介できたらと思う。何個かやばそうなのあるけど。。。
僕はEPAが筋肥大を促すことを証明しようと思う
EPA (エイコサペンタエン酸)は筋肥大を促すということを前回の記事で取り上げたが、まずはおさらいしてみよう。
EPAを摂取すると、タンパク質合成が22%促進される研究結果がある
EPAを摂取すればインスリンを出さなくてもケトジェニックダイエット中でも筋肥大は可能。
つまり痩せながら筋肉をつけると言った誰もが夢見ることが実現できるのである。
前回の記事はこちら
どれだけEPAを摂ればいいのか?
上記の概念を紹介していた山本義徳さんの著作「脂肪酸とケトン体」にて、EPAとDHAで効果がある摂取量としては、
1日 2000~2500mg
が目安という。
イワシ、サバ、サンマを可食部100g食べれば大体上記の数字を満たすことができる。
しかし、毎日青魚を食べるのはあまり現実的とは言えない。魚は普段から意識しないと食べるのが少なくなってしまいがちな食べ物ではないだろうか。
サプリメントを買って飲んでみた
その問題点を解決してくれるのが、サプリメントである。EPA+DHAをメインとしたサプリは巷に大量にあり、むしろその数の多さが、EPA、DHAの重要性が認められたことを裏打ちするものであると思わさせる。
数ある中から以下のサプリメントを購入してみた
特筆すべきは、その安さである。なんと、12ヶ月分で1,980円である。
届いたので並べてみた
1袋90カプセルあり、1日1粒で90日分。それが4袋あるので、12ヶ月分ということだ。
カプセルは上写真の通り、美しい黄色とすぐにでも噛みたくなるようなフォルムをしたものだ。
ふと好奇心にかられ、カプセルを歯に挟んで噛み砕いてみた。中の液体は魚臭かった。当たり前か。
EPA+DHA含有量は?
1カプセル300mgあたり、
EPA 90mg
DHA 21mg
のようだ。他にも以下の栄養素が含まれているとのこと
つまり、上記の必要摂取量1日2000~2500mgを満たすには当サプリメントを
1日18粒〜22粒
飲む必要ある。つまり4~5日で1袋飲み干す計算となる。
1年分だと、90袋。4袋18セット買うとしても年間36,000円の費用がかかる。
一月なら3000円の計算…あまり経済的でもないな。
実際に飲んでみての感想
計算した通りのペースで今の所飲んでいるが飲み始めたばかりなので、これといって効果を感じてはいない。
たまに口の中の空気が魚臭いと感じる、のは魚のサプリメントを摂取していることを如実に実感させてくれる。(ごく稀で、ほとんど気にならないです)
筋肥大について効果があったと感じたらまたレビューすることにする。
現在は、ケトジェニックダイエットを行っていないため、
糖質ダイエットと筋肥大の両立が可能かどうかという一番の検証したい点を試すことができないのは残念である。再度ダイエットを開始した際にその点を実験してみたいと思う。