僕が痩せたらあの子はどんな顔をするだろう

古今東西のあらゆる身体作りの話題について面白おかしく取り上げていきます。たまに日々の出来事もつらつらと

痩せたい、じゃあヨガやろうという考えはもう捨てないか?

 

巷でヨガをやっているという方は多い。日常生活では絶対にやらないような様々なポーズをするのはなかなか楽しそうである。

 

当方の周りでもヨガを始めた!という声がチラホラあるが、始めた理由として「痩せるため」と言う人ばかりである。しかし、ヨガで本当に痩せるのであろうか。有体に言ってしまうと、当方は痩せる効果としてのヨガには懐疑的である。ヨガで痩せるのだろうか?

 

まずは、「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」という本の一節を引用したい。

”最近、ヨガのレッスンに通い始めたら痩せたとか、ピラティスだけで痩せたという人の話をよく耳にする。ヨガもピラティスも、運動としては、エネルギー消費量はそれほど大きくない。室温を真夏の炎天下なみに上げ、さらに加湿された中でヨガを行うホットヨガなどは、サウナと同じ理屈で水分が出てくるだけだから、それ自体の脂肪燃焼効果は低い”

 

この通り、ヨガは激しい運動をするわけでもなく、基本的には静止運動ばかりであるため、消費エネルギーはあまりないであろう。

 

それでも、ヨガをやって痩せた!という人は多い。それに関しても同著にて

 

”ヨガの場合い、インストラクターや受講者にはスラリとして、外見が美しい人が多い。そうすると「私もきれいにならなきゃ」という意識が働き、食事の量や生活リズムなど生活全体において、太ることにつながる行動にブレーキがかかる。”

 

つまり、ヨガによる減量というのは、メンタル効果によるものが大きい。それ自体の運動ではなく、意識の改革によって痩せるのだ。周りの影響、自分もあの人のようになりたいという意識がモチベーションを高め、自己改善を促す。

 

やはり、自己改革のためには環境というのは非常に大切と感じる。痩せたいと思ったなら、スリムを目指して頑張っている集団に思い切って飛び込むのが重要なのだ。「デブはデブを呼ぶ」という言葉があるように、太っている人は周りに太っている人が集まりがちである。痩せた人と太った人がランチに行って、太った人がたくさん食べるというのはどこか居たたまれないことが多いだろう。人間は相対的な生き物だと実感される。

 

なにもヨガは痩せるのに意味ない!と言うつもりは毛頭ないが、痩せたいからヨガを始めたという人には、一番効果的な方法は筋トレしたほうがいいですよ。と勧めるようにしている。

 

”痩せる”という純粋な方法について言うならば、ヨガよりトレーニングである。トレーニングはそれ自体消費カロリーが多い上、筋肉の発熱によって脂肪燃焼が翌日以降も継続する。筋肉量が少しでも増えれば、普段の代謝が微量ながらも増えるため、太りにくい身体になるのだ。

 

とは言え、ヨガ=痩せるという思考は世間に広く普及していると思われる。これは受講者を増やすための建て前、ビジネス的な要素によって広められたのではないだろうか。つまりはマーケティングの勝利なのだ。

 

もちろん、ヨガによって日々のストレス解消や、気軽に始められるから、という理由であればヨガは有用であろう。しかし、痩せたい!じゃあヨガだ!という考えには警鐘を鳴らしたい。もちろん、何もやらないよりは断然いいのだが。

 

実際、自分がダイエットを始めて、「ダイエットとは情報戦である」と感じた。いつまでにどれだけ痩せたいという目標があれば、じゃあどのダイエットが適しているか、ということを模索するのが重要である。自分の目標、環境的にこのダイエットはできるのか?など、総合的に考えて実践するためには情報が必要なのである。

 

むしろ、情報を集めることをしないと、ダイエット業界では食い物にされてしまう。受講者を増やそうと、固定観念の植え付けを図るからである。

「やっぱり痩せるには○○でしょ!」「よくわからないけど○イザップいけばやせるでしょ」という考えは、非常に危険であり、あまりにも短絡的思考すぎる。

 

ヘルスケア、ボディメイク業界は、基本的に情弱ビジネスという考えを常に念頭に置いて、自分に適した選択をするように心掛けたい。(当方も搾取された経験あり、つらい)

 

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