亜鉛が筋肥大をもたらす? 驚くべきその効果とは
先日、朝食持ってコンビニのレジに並んでいると、隣の棚にサプリメントコーナーがあるのが目についた。健康、二日酔い、胃薬…有象無象なサプリが陳列されていたのだが、こんなところでも売られてるのかと、ある商品に手を伸ばした。
それは、亜鉛である。
そのDHCが出しているサプリは15日分で150円ほどだったので、その安価に惹かれて購入してみた。
( 60日分でも483円、、やす!)
亜鉛とは?
まずは概要から、wikipedia先生よろしくお願いします。
亜鉛(あえん、英: zinc、羅: zincum)は原子番号30の金属元素。元素記号は Zn。亜鉛族元素の一つ。必須ミネラル(無機質)16種の一つ。
生体では鉄の次に多い必須微量元素で、体重70 kgのヒトに平均2.3 g含まれる。100種類を超える酵素の活性に関与し、主に酵素の構造形成および維持に必須である。
それらの酵素の生理的役割は、免疫機構の補助、創傷治癒、精子形成、味覚感知、胎発生、小児の成長など多岐にわたる。・・・ DNA や RNA のリン酸エステルを加水分解によって切断するので細胞分裂に大きく関わる。(wikipediaから引用)
小難しいことばかり書いてあるが、とにかく人体の生命活動においてとても重要な役割を果たしているとわかる。
亜鉛、その驚くべき効果とは
亜鉛の効果については、簡単にまとめると
亜鉛の効果として
・・・etc
何これすごい。まるで進○ゼミのようにいいことばかりである。
若干の誇大広告感は拭いきれないが、注目してみたいのは、
亜鉛による筋肥大への影響についてである。亜鉛は筋肉にとって良いものなのだろうか。
着目すべきは、ホルモン分泌の活性化である。
亜鉛とインスリンの関係
亜鉛に深く関係するホルモンとは何であろうか。ゼリア新薬のサイトによると、
亜鉛は、特に性腺ホルモンやインスリンの機能に重要な役割をはたしている。
インスリンについて亜鉛は,ランゲルハンス島のβ細胞のインスリンの合成,貯蔵,分泌に関与しており,亜鉛が不足するとインスリンの分泌遅延により血糖値が上昇し,グルコースの脂肪細胞への取り込みが低下して糖代謝異常の一因となると考えられている。
2つ目のエビデンスとしては、順天堂大学による糖尿病における亜鉛の役割についての研究によると
糖尿病における亜鉛の役割
亜鉛は転写因子が特定の DNA 配列に結合する際に重要な zinc finger motif の構成に必須である.
転写因子など DNA に結合するタンパク質群にお
いて重要な役割を果たしている.
最後に、山本義徳氏の著作”炭水化物の全て”によると
インスリンはα鎖とβ鎖の二つのペプチドから作られており、亜鉛はその二つの鎖を繋げて安定させるときに必要となる。そのため、亜鉛が不足するとインスリンが作られない。(=亜鉛はインスリンの働きを高める)亜鉛は他にも男性ホルモンや成長ホルモンの合成に不可欠。
と書かれている。
とにかく難しいことばかり書いてあるが、端的に言うと亜鉛はインスリンの働きを促進し、タンパク質合成に不可欠な成分ということである。
亜鉛、素晴らしい。マッチョになれて、かつ髪の毛もフサフサになるということだ。
性機能(特に精子生成)の向上にも繋がるようなので、不妊治療でも活躍しそうである。万能である。
適切な摂取量は?
1日の亜鉛の摂取量目安として、厚生労働省が発表している数字では、
成人男性で12mg/日、成人女性では9mg/日
となっている。しかし、上記の山本氏の炭水化物の全てには、筋肥大を高めるのに一日30mgが良いと書かれている。
DHCのサプリでは、1粒で15mgの含有量ということなので、2粒飲むのが良さそうだ。
もっとも、筋肥大を目標としていない人はそこまで飲む必要はなさそうだが。
ちなみに、摂りすぎると過剰摂取となってしまうこともあるようだが、米国で一般的に推奨されている亜鉛の摂取量は、一日50mg~150mgのようだ。
身体の大きさが違うので鵜呑みにはできないが、1日30mgなら問題ないであろう。
1日の摂取量3粒で15mg含まれているので、DHCのサプリを1粒、もしくは亜鉛が多く含まれている食事を意識すればOKだ。
karl-body-making.hatenablog.com
まとめ
以上の通り、亜鉛をしっかり摂るのは日常生活でのパフォーマンスの向上、筋肥大を促すといいことづくめである。
亜鉛を普段の食事からたくさん摂るのは些か困難であるので、こういったサプリで積極的に摂っていきたい。効果を実感したらまた紹介したい。
あぁ、亜鉛、素晴らしい。。