低糖質シュークリーム食べてみた。あとエリスリトールの学習。
とある深夜、ふと甘いものが食べたくなる衝動に駆られた。無論、深夜にデザートを食べるなど言語道断、1ダイエッターとして心を鬼にしてスーパーに向かうのであった。あれ・・・?
そこで低糖質のシュークリームなるものが売られていた。世は低糖質ブーム。デザートにもローカーボがトレンドなのだろうか。1個8.7gという謳い文句と甘いものを食べたい欲求を折衷させ、ブログのネタにもなるしいいやと見た瞬間に買ってしまった。ダイエットとは一体。。。
普通に美味しそう。甘いものは大好物である。
低糖質シュークリームの成分は?
熱量 212 kcal
タンパク質 2.9g
脂質 18.3g
糖質 12.0g
食物繊維 0.5g
ナトリウム 78mg
エリスリトール 3.3g
糖質1個8.7g、人工甘味料であるエリスリトールという成分を含んだとしても12g。ローカーボダイエット中でもたまに1個くらいは食べても問題なさそうな糖質量である。
エリスリトールについては後述。
実際に食べてみた
純粋に美味しい!やはり人工甘味料は砂糖よりは甘みが弱いため、若干薄い甘みだ
ったが、低糖質シュークリームと言われずに食べたら気づかないであろうレベルである。あとはクリームのコク?も薄いように感じられた。けれど気にしなければ全く問題ないと感じた。普通のシュークリームである。
エリスリトールとは
さて、ここでエリスリトールについて説明したい。このシュークリームは1個8.7gの糖質と謳っているが、エリスリトールを含めると12gとなる。少しでも数字を小さく見せようとせこい手を使っているのではないかと疑ってしまった。タウリン1000mgみたいな数字のマジックの類ではないか。消費者に対しての製造者による誇大広告の認可を我々は断固拒否するぞ!と政府にデモの準備を進める前に、エリスリトールについて調べることにした。
まずは例のごとく、エリスリトールの定義について、
エリトリトール または エリスリトール (erythritol) とはメロン、ブドウや梨などの果実や醤油・味噌・清酒などの発酵食品に含まれている天然の糖アルコールで希少糖の一つに分類される。ブドウ糖を発酵させることにより作られる。非う蝕性の甘味料でありながらカロリーがほとんど無いことからダイエット甘味料として利用されている。キシリトールと同じように歯垢に含まれる細菌同士の結合力を弱くすることにより、歯垢を分解する作用がある。(wikipediaより)
人工甘味料は大きく二つ、合成甘味料と糖アルコールに分類され、エリスリトールは糖アルコールである。なんとかトールという名前のものは糖アルコールであり、有名なキシリトールも同様である。
エリスリトールは血糖値を全く上昇させず、かつ安全性が確保されている。
エリスリトール、、、やるじゃないの。血糖値を全く上昇させないならば、太る要因がほぼなくなるわけである。つまり、このシュークリームの、糖質1個8.7gという見出しは正しい!ということになる。
人工甘味料の安全性は?
人工甘味料について興味が湧いたので、人体における影響、安全性について調べてみた。結論だけまとめると、
合成甘味料 → 人体に影響があるかどうかは未だ決着がついていない。摂取に伴い下痢、食欲増進を引き起こす可能性がある。合成甘味料によって、うつ、糖尿病が誘発されるという結論を出している研究は、その原因は合成甘味料によるものより、食欲増進による糖質の過剰摂取が問題なのでは?という考えもある。
糖アルコール → 安全性は確立されている。一部の糖アルコールは血糖値の上昇をもたらすが、エリスリトールは全く血糖値の上昇を引き起こさない。
以上のことは山本義徳氏の”炭水化物のすべて”に詳しく記述があるので、理由も知りたい方は是非一読をオススメする。
まとめ
低糖質シュークリームは純粋に美味しかった。これならケトジェニックダイエット中でもたまには食べても問題ないであろう。糖質を制限すると食べられる料理の種類がかなり限られてしまうので、すぐに飽きがきてしまう。その問題をこういった食べ物でアクセントをつけられるため、世に低糖質の食品が出回るのはダイエッターにとって頼もしいかぎりである。
また、ダイエッターにとってあるあるの、なぜか深夜に無性に甘いものやラーメンを食べたくなる悪しき現象に身を委ねた結果、人工甘味料について発見があったのも興味深かった。人工甘味料は一概に良いイメージはなかったがそれが覆され、何事も偏見を持たずに調べてみるものだと実感した。深夜の食欲に負けることを正当化するわけではないが、こういった勉強を日々大切にしていこうと思う今日この頃であった。
けどやはり、いくら低糖質でも深夜に高カロリーは確実に太るよね。
ダイエッターの道のりは長い。。。
炭水化物のすべてについてはこちらもどうぞ