ランチは糖質制限者にとって憩いの場になるか
お昼休みのチャイムが鳴ると今日は何を食べようか、と考えながら昼食を求めて動きだす。ランチとは社会人にとっての憩いの時である。
しかし、糖質セイゲニスト(制限者)はランチを求めて店を探すわけにもいかない。外にはたくさん食べるところがあるが、低糖質を売りにした店は皆無に等しいだろう。
そのため、必然的にランチは食べるものを調整できるコンビニに限られてしまう。コンビニは低糖質の商品が多くあり、いろいろ組み合わせをすることで食事に飽きることを防ぐのに効果的である。
今日当方が食べたランチはこれである。
酒のつまみか何か?
ゆで卵、スモークタン、やきとり塩、サバの水煮、さけるチーズ、合わせて糖質が5g程度である。全てファミマからの調達だ。ほとんどパサパサした食べ物なので、以前周りの人から、「お前のランチ、見てるだけで口の水分奪われそう」と言われたことがある。
コンビニは飽きを防ぐのに効果的と言ったが、やはり毎日同じような食事が続くので飽きるのは仕方がない。そんな時に発見したのが、マヨネーズのすばらしさであった。マヨネーズは卵が主成分でほとんど糖質が入っていない。よく太りやすいと誤解されているが、全然問題ないのである。
味にアクセントがほしい時にマヨネーズをそっと添える。これだけで味に変化をもたらしてくれる。完璧な調味料である。今、人類の最大の発明は?と聞かれたら迷わずマヨネーズと答えるだろう。
マヨネーズという文明の利器に気付いた私は、常にオフィスの冷蔵庫に忍ばせておき、ランチになったら所構わずかけまくるのであった。マヨに名前を書いてあるので、冷蔵庫を使う人に「あいつダイエットするとか言ってたのに、、、」と意志薄弱のレッテルを貼られていることは間違いないだろう。
当方がマヨを片手に電子レンジを使い、温まった食事に大量のマヨをかけているのを見た人が、「ついに狂ったか」とつぶやいた。ダイエットには苦難が付き物である。
話がそれたが、特に気に入ってる+毎日食べても飽きないのは、やきとり塩缶詰とマヨの組み合わせである。
こんなの絶対美味しいやん
やきとりのタレのほうがもっとマッチするが、糖質が3倍程跳ね上がるので塩がおすすめである。
この缶詰は若干塩辛い気もするが、マヨとうまく調和して絶妙なまろやかさになる。15kg痩せるまでは、毎日これを食べる思いな程、気に入っている。
さて、マヨへの愛は存分に伝わっただろうか。
糖質制限は、食事の楽しみというより、摂取という考え方が大きくなってしまう。また同じような食事か、、、と食べることが億劫になってしまうし、少し制限を緩めれば周りには美味しいものだらけで自己を律するのは難しい。
食事の歴史を紐解くと、炭水化物が安定的に生産され、広く人々にいきわたるようになって、食事の楽しみという概念がうまれたようだ。それまでは、食事の楽しみは貴族の特権であり、人々は生きるために食べていたという考えであった。
飽食の現代、糖質制限は食事の趨勢に反する行為であるが、人間には工夫という知恵がある。日々の食事は摂取かもしれないが、少しでも工夫をして楽しみ・喜びを見出すのは素晴らしいことである。ランチを憩いの場にすべく、糖質制限(特にコンビニ食)の様々ないい方法をご存知の方はぜひ教えていただきたい。