カップヌードル ナイスは本当にナイスなのか。食べてみた感想
とある日、何気なくテレビを観ていたところ、興味深いCMがやっていた。
それは、日清の”カップヌードル ナイス”という今年4月に発売された新商品のCMであった。
CMの内容としては、某国民的RPG調で、勇者たちが魔王と対峙した際に、民衆の前で魔王の味方につくが、罪悪感がないス!というものだった。
どうやら、こってりしたラーメンなのに、低糖質であることを前面に売り出しており、低糖質だから食べても罪悪感がないス!との宣伝であった。
このような商品、低糖質ダイエットをテーマとした当ブログの格好のネタである。ネギ背負ってやってきたカモを追うような勢いで、コンビニに走ったのであった。
カップヌードル ナイスの概要
カップヌードル ナイスは、「濃厚ポークしょうゆ」、「濃厚クリーミーシーフード」の2種類が発売されたようで、どちらも糖質・脂質を半分近くオフし、カロリーが178kcalとヘルシーさを喧伝していた。
今回購入したのは、シーフードの方で、レビューしてみることにする。
まず成分から
1食19.6gとなかなかの低糖質ぶりである。糖質摂取量を1日60gに制限するケトジェニックダイエット中でも食べることができる成分である。
そして、普通のカップヌードルとは何が違うのだろうとワクワクしながら開封してみると、、、
なんで麺が縦?
この縦の麺が低糖質の秘訣か!?と思ったが、どうやらダッシュで買ってきた際に傾いただけのようである。
気を取り直してお湯を注ぐ
見た目はごく普通のカップヌードルそのものである。
実際に食べてみた感想
うん、普通に美味しい。ただ、こってりしているが、味がしっかりしていないというか、マイルドだけどパンチが足りないというか、、、正直なんとも言い難い味であった。ただ言えるのは、普通に美味しいよ、、、というだけ。
オーソドックスなカップヌードルとの成分比較
オーソドックスなカップヌードル
カップヌードル ナイス
価格
どちらも180円(税抜き)
謳い文句の通り、見事にカロリー・脂質がハーフカット、糖質が40%オフになっている。しかし、果たしてどうやってこんな成分のカットが実現できたのであろうか。
低糖質って言うけど何でできてんの?
味は特にオーソドックスのカップヌードルと大差なかった。しかし、糖質だけでなく、脂質も半分カットしている。 どのようなカラクリなのか自分なりに考察してみた。
原材料をみても特に大きな違いはなかったため、一体どうやってカットしているのかと訝しんでいたところ、、、重大なことに気がついた。。。
オーソドックスカップヌードルの内容量、、、麺量が65g
ナイスの方は40g、、、あれ!?
なんと、麺量がオーソドックスのと比べて4割少ないのである。( ゚д゚)ポカーン
純粋に内容量が少ないんだから、成分がその分カットされるなんて当たり前だよなぁ。。?
糖質4割、カロリー・脂質5割カットだけでなく、可食部の4割カットも見事実現!
その手があったか!!!
あ、ちなみに脂質50%カットは、麺を油揚げ麺からノンフライ麺に変えたからっぽいです。
もちろん、内容量を減らすだけでは、低糖質の成分はできないと思うので、企業努力があったには違いないが、、、うん、、あったと思うよ。。。けど、、、ぶっちゃけ誇大広告では!?
うん・・・
まぁねぇ?・・・
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消費者をなめるな!!!
まとめ
結論として、はっきり言うと
カップラーメン ナイスは全然ナイスじゃない。
低糖質のバリューを逆手に取った巧妙な値上げ。
正直、とてもセコいやり方でこのような低糖質を謳う商品が出てくるのは、非常に残念だった。
低糖質ブームだから、とりあえず内容量減らした商品出したろ!という意図がミエミエで、こういった安直な新製品が多く出ると、本当に良い低糖質の製品が影に隠れてしまう。どの企業もブランパンを見習って欲しい。
とりあえず、低糖質で罪悪感ないスとか言ってないで、内容量減らしたことに罪悪感を感じて欲しいものである。
我々も低糖質という文字だけで判断せず、中身もしっかり吟味して口にするものを取捨選択したいものである。
ちなみに、麺が縦になってたってのもスカスカだったってことの伏線です。普通のカップヌードルで麺が縦になるなんて今までの人生でみたことなかったもんね〜